ザ・フォールを離れた活動として、スミスは『Hey! Luciani』というミュージカル作品を書き上げている。これはローマ教皇の政治的な駆け引きをテーマにした作品で、1985年から1986年にロンドンで制作された。後にスミスはこのミュージカルのタイトル曲を、ハープシコードをメイン楽器に据えたシングルとしてレコーディングしている。また、楽曲「I Am Kurious Oranj」は振付師マイケル・クラークのバレエ作品の音楽として作られたものだった。さらにゴリラズ、エラスティカ、エドウィン・コリンズなど、数多くのミュージシャンのレコーディングにゲスト参加し、多くのショーやテレビのシリーズ番組で役者としても活躍し、2002年のイギリス映画『24アワー・パーティー・ピープル』にもチョイ役で登場している。
"15 Ways" (1994)
"Bury!" (2010)
また、スミスはソロ・アルバムを2枚リリースしている。1998年の『The Post Nearly Man』と2002年の『Pander! Panda! Panzer!』で、壮大なスポークン・ワード作品となっている。2010年には自叙伝『Renegade: The Lives and Tales of Mark E Smith』を出版した。