マイク・タイソンがマリファナ農園をカリフォルニアに開拓

「タイソン農園」開墾を発表した、マイク・タイソン(Photo by Tara Ziemba/Getty Images)

マイク・タイソンは、40エーカーの土地をカリフォルニアの荒れ地に開墾し、タイソンはここを大麻リゾートに変えることを目指している。カリフォルニア・シティのジェニファー市長は、「タイソン農園」は必要な人に医療用マリファナをもたらすことになるだろうと語った。

マイク・タイソンは堂々とマリファナ事業に乗り出した。かつてのヘビー級チャンピオンは最近になって40エーカーの土地をカリフォルニアの荒れ地に開墾、ここをタイソンは大麻リゾートに変えることを目指している。そこで「高品質のTHCやCBDを含有する品種を生産する」と『The Blast』は報じている。タイソンはまた“最先端テクノロジー”を運用してマリファナの健康への効用の研究を進めたいと望んでいる。

報道によるとタイソンはロバート・ヒックマンとジェイ・ストロメンをパートナーとしてこの“タイソン農園”の実現、事業化を進めてきた。この農園の公式オープンがいつになるのかはまだ不明ではあるが、ヒックマンはウェブサイトに対してカリフォルニア・シティの”未開発地が栽培のために選定された”と語った。タイソンの代理人は氏の事業への参画を認めたものの、それ以上の詳細は明らかにはしなかった。

2014年からカリフォルニア・シティの市長を務めているジェニファー・ウッドはタイソンたちが12月20日にここでの開拓を開始した時、タイソンのこのコミュニティへのコミットメントに謝意を示していた。ウッドは“タイソン農園”が医療用マリファナを必要な人にもたらし、また職、歳入、住民への収入を提供することになると信じている、と語った。この農園はエドワーズ米空軍基地付近に位置している。デスバレー国立公園からおよそ60マイル、ロスアンジェルスから110マイルの北であり、この軍関係の職務に従事する人々への対応は、この水曜日に運営を開始するタイソン・ホーリスティックにとっての“最優先事項”だ。水曜日のカリフォルニア・シティの市議会下院議員たちへのEメールに対してすぐに返答は来なかった。

「ありがとうございます。タイソンさん、貴殿の私どものコミュニティへのコミットメントに謝意を表します」とウッド市長はタイソンにこう言った。「そして貴殿と共に努力されている立派な方々にも。彼らは非常にコミュニティを重視してくれています」と。

リクリエーション用途のマリファナはこの元旦にカリフォルニアでは合法化され、タイソンのように認可を得た栽培者にその合法的販売の道を拓いている。タイソンは回想録『Undisputed Truth』(邦訳、『真相---マイク・タイソン自伝』、ダイヤモンド社、2014年)で現役ボクサー時代のマリファナ使用を自ら認めていた。

タイソンは現役時代にも公然とマリファナ使用を語っていた。そして2000年のアンドリュー・ゴロタに対してのTKO勝ちも結果的には、タイソンがマリファナ検査で陽性になったせいで”無効試合”となってしまった。タイソンはジェームズ・トバック監督による2008年のドキュメンタリー映画(邦題『マイク・タイソン THE MOVIE』)の題材ともなった。これは彼のイメージ回復を試みたものだった。去年、タイソンはプロモーション・イベントのためのチリへの入国を拒否された。チリ国際警察はツィートでタイソンは移民法に不適格であったとしており、地元の主要メディアはこれが過去の有罪判決に関係していると信じている。1992年タイソンはレイプ容疑で有罪判決を受け、6年の刑の内の3年を務めて、1995年に仮釈放されている。



Translated by LIVING YELLOW

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