セクハラ疑惑のスティーヴン・セガール、1993年のレイプ容疑で告訴される

もう一人の女性は、オランダ人の元モデル、ファビオラ・ダディス。彼女がThe Wrapに語ったところによると、2002年にチンギス・ハーンを描いた映画のための“プライベート・オーディション”に参加したと言う。最終的にこの映画は製作には至らなかったのだが、彼女はオーディション会場にキャスティング・エージェントと製作アシスタントがいると思って行ったと言う。しかし、彼女が到着したときにそこにいたのはセガールと警備員一人だけだった。その後、役柄のためにビキニを着るように指示され、彼女の体型を確認するとセガールからローブを脱ぐように言われた。次にセガールはロマンチックなシーンを演じるように指示したという。

「ビキニを着ているのでローブを脱ぎたくない、と伝えました。その後、彼は私の乳首をつまみ、もう一方の手で股間をまさぐり始めました。すぐに私は『このオーディションは終わり!』と叫びました」。そして彼女は、セガールの警備員が急いでその場を去ろうとしたダディスの行く手を塞いだと言い、セガールが「もう行っていい」と無言で合図したのでそうしたと主張した。ダディスの母親を含む多数の人々が彼女からこの事件のことを聞いていると証言し、Instagramでも彼女自身がこの事件に言及した。

ローリングストーン誌はセガールにコメントを求めたが、セガールの代理人からは返事がなかった。

ロサンゼルス警察署はセガールに対するダディスの申し立てに関しては口外できないと述べた。同署の広報担当によると、この事件はセガールが2005年に行ったとされる事件とは別に捜査されているという。

ポーシャ・デ・ロッシ、ジュリアナ・マルグリーズ、キャサリン・ハイグル、ジェニー・マッカーシーを含む、6人以上のハリウッドの女性が既にセガールを性的違法行為で告訴している。また、過去にセガールのアシスタントを務めた複数の女性も告訴中だ。セガールの代理人がThe Daily Beastに語ったところでは、マッカーシーの告訴は「完全なる虚偽」であり、セガールの弁護士によると、セガールを告訴した2人のアシスタントのうち、ケイデン・ングイエンの告訴は「完全なでっち上げ」で、もう一人のアシスタントの主張にセガールは「全く身に覚えがない」と言っている。ちなみにこの弁護士は現在セガールの代理人を降りている。

Translated by Miki Nakayama

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE