セクハラ疑惑のスティーヴン・セガール、1993年のレイプ容疑で告訴される

新たに2人の女性から告訴されたアクション俳優のスティーヴン・セガール(Photo by Kristina Nikishina/Getty Images for Mercedes-Benz Fashion Week Russia)

セクハラ疑惑が浮上しているアクションスター、スティーヴン・セガールに対して、新たに2人の女性がレイプ被害の申し立てを行った。セガールは既に性的違法行為で女優のポーシャ・デ・ロッシ、ジェニー・マッカーシーなどに告訴されている。

2人の女性は性的違法行為でセガールを告訴した。この容疑にはセガールが一方の女性に行ったとされる1993年のレイプも含まれている。第一報を報じたThe Wrapによると、2人の申立書にセガールが女性を誘うときによく使っていた手口が詳細に記されているという。複数の人間が集まっていると思い込んで指定された場所に行くと、そこにいるのはセガールだけで、到着後に行為に及ぶというものだ。この女性たちは「ロサンゼルス警察署に報告書を提出した」と述べた。

告訴した一人のレジーナ・シモンズ(43歳)によると、彼女がセガールと初めて会ったのは、後に映画『沈黙の要塞』として公開された作品のキャスティング・コールだった。この作品にはネイティヴ・アメリカンがキャストされることになっており、ナバホ族とスー族を先祖に持つ女優のシモンズは、家族から儀式のときに着る衣装を借りてキャスティング・コールに出向いた。その姿がセガールの目に留まり、彼は彼女に近づいて自己紹介し、このオーディションに同行していた弟とシモンズをセットに招いたとされる。そこで頭痛がすると彼女が言うとセガールはマッサージを申し出た。しかし、頭痛と関係ない手や首までマッサージしたことに彼女は違和感を覚えたと言う。

シモンズがシーンを撮り終えたとき、セガールは打ち上げパーティがあると彼女を自宅に招いた。セガールの自宅に着くと誰もおらず、彼は彼女を自宅の一室へと導いた。「彼は私をある部屋に連れて行ってドアを閉め、キスし始めました」とシモンズが主張する。「その後、私の服を脱がせ、あっという間に上になってレイプし始めた……まだ未経験だったのに。こんな危機的状況で人は抗ったり逃げたりするとよく言われるけど、実際はこわばって動けなくなることを誰も教えてくれません」 セガールが行為を続ける間中ずっと泣いていたと彼女は言う。シモンズの母親や教会の司教を含む多くの人々が、彼女がセガールの乱暴を彼らに告白していたことを裏付けている。

Translated by Miki Nakayama

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