『3月のライオン』後編:大友啓史監督が分析する神木隆之介の魅力

By RollingStone Japan 編集部
大友啓史監督が分析する神木隆之介の魅力:『3月のライオン』後編。(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会

—神木さんをキャスティングした決め手は、桐山零という役との合致性が大きかったのですか?

大友監督:映画『るろうに剣心』の瀬田宗次郎役は、変な感情を忍ばせてぶっ壊れる男だったので、バックグラウンドがあまり描きこまれていなかったんです。だから、ドラマ的なバックボーンを持った役を演じる神木君をすごく撮りたくなった。その次にこの企画が動き出して、ルックもキャラクターと合ってるし、"そういえば俺、小さい頃から神木見てたな。ってことはプロだよな。零に似てるな"って(笑)。結果、良い方に作用したんじゃないかなと思ってます。


(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会

—神木さんといえば、さまざまな作品で求められる俳優ですよね。その秘密ってなんでしょう?

大友監督:監督と俳優というよりは外側から見た時の見解だけど、"子供の頃から見てる"っていうのは大きいんじゃないかな。なんだか人ごとではない感じがしてくるんですよ(笑)。俺も人の親だけど、自分の子供も同じくらいの年齢で、見守ってきている感じはあるかもしれないですね。


RYUNOSUKE KAMIKI
神木隆之介 1993年、埼玉県生まれ。2005年の『妖怪大戦争』で、第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後も『桐島、部活やめるってよ』(12)、『バクマン。』(15)など数々の話題作に出演し、若手演技派俳優として認められる。また声の出演でも高く評価され、主人公の声を務めた『君の名は。』(16)は大ヒットを記録。今年8月4日には、映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』も公開される。写真集+DVDブック『Sincérité(サンセリテ)』が発売中。

KEISHI OTOMO
大友啓史 1966年、岩手県出身。慶應義塾大学法学部卒業。1990年にNHK入局、1997年から2年間L.A.に留学し、ハリウッドで脚本や映像演出を学ぶ。帰国後、NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』シリーズ(01~04)、『ハゲタカ』(07・NHK)、『白洲次郎』(09・NHK)、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10)などの演出、映画『ハゲタカ』(09)の監督を務める。 2011年にNHKを退局し、株式会社大友啓史事務所を設立。『るろうに剣心』(12)、『プラチナデータ』(13)を手掛ける。2部作連続公開した『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(14)が2014年度の実写邦画NO.1ヒットを達成すると共に、ファンタジア国際映画祭観客賞、日刊スポーツ映画大賞石原裕次郎賞、日本アカデミー賞話題賞など国内外の賞を獲得し、世界的にその名を知られる。その後も、『秘密 THE TOP SECRET』(16)、『ミュージアム』(16)と話題作を立て続けに監督する。


『3月のライオン』
監督:大友啓史
出演:神木隆之介、有村架純、倉科カナ、染谷将太、清原果耶ほか
http://www.3lion-movie.com/
前編、絶賛公開中。
後編、4月22日(土)より全国ロードショー。
Interview by Sahoko Yamazaki (RSJ)

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