鈴木慶一が語る、日本語ロックの源流"はちみつぱい"45年越しの真実

By Joe Yokomizo
鈴木慶一が語る、日本語ロックの源流"はちみつぱい"45年越しの真実(C)桑本正士

―こういう音源が出て来ると、やっぱり当時の光景とか思い出します?

うん。マイクを立てて録ったなぁとか。詳細な録音方法は記憶にないけど、リハーサルをしているシーンはすごく覚えているよ。ペダルスティールを習ったり、ドラムを叩いてみたりとか色んなことやりつつ、ウォームアップしながらダラダラやっていたよ。そうしたら100時間近くなっちゃって、怒られた(笑)。その分、本番のアルファ・スタジオでの録音時間は少なくて済んだと思うんだけど。それにしても、このアルバムを作るにはかなり時間と金が掛かっていると思うよ。



―そのアルバムの発売から45年経った今、改めてはちみつぱいというバンドをどう感じますか?

簡単に結論を言ってしまうと、この『センチメンタル通り』は本当にファーストアルバムにしてラストアルバムだったんだなと。脱退したメンバーを呼んでまで作っているんだから、まさしく集大成だよね。もちろん2枚目を作ろうという動きもあったけど、作れなかった。実は、あがた森魚&はちみつぱいで最近録音した音源が出るんだけど(4月26日リリース『あがた森魚とはちみつぱい』)、スタジオでの録音は『センチメンタル通り』以降初だよ。いや、1回あるな。88年に再結成したときにあがたがとレコーディングしたので、全員ではそれ以来だ。でも、フルアルバムをみんなで演奏して録音するのは73年以来。しかも歴代のフルメンバーだ。

―それにしても、はちみつぱいオリジナルアルバムが1枚だけというのは、なんとももったいないなぁ。去年はフジロックへの出演や、単独ライヴもしたわけなので、はちみつぱいのセカンドアルバムもあり得るのでは?

私は考えてない。

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