「明日を生きる理由のひとつになれば」:1人、1頭、1匹、1羽のバンド・豚乙女インタヴュー

By RollingStone Japan 編集部
1人、1頭、1匹、1羽からなるバンド、豚乙女

―こちらもあらためての話になってしまいますが、どうして"豚乙女"という、一度聞いたら絶対に忘れないバンド名になったのでしょうか?

コンプ:名前をつける時、4人で集まって、とにかくなんでもいいから意見を出し合っていこうという話になったんですね。で、みんなが出した中に"げろしゃぶ""おけつクライマックス"と"豚乙女"があって。げろしゃぶというのはもともと『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!! マサルさん』というマンガに出てくる言葉だったので、それは除外しようと。最終的におけつクライマックスと豚乙女ですごく悩んで、豚乙女になったんです。ただ本当に最後まで迷っていたので、もしかしたらおけつクライマックスだったかもしれません。

―その3案は全部コンプさんが出されたもので?

コンプ:げろしゃぶとおけつクライマックスはランコの姉、豚乙女は僕のアイデアです。英語ではないもの、グーグルで調べても他にはないものといった縛りだけは自分の中でありましたが、それ以外は思いつくままに出していった中でふと湧いてきたのがこれだったんです。

ランコ:おけつクライマックスは略すと"おけクラ"でいいじゃんという意見もあったんですが(笑)、豚乙女は乙女という文字が丸みがあってかわいいし、漢字2文字でも4文字でもないところがいいんじゃないかとなって。そういえばおけクラやげろしゃぶ以外の案で"適材適所"っていうのもありました。

―適材適所、なんかそれもいいですね(笑)。

ランコ:実際、私たちって適材適所なんですよ。

―確かに、ランコさんは歌以外に作詞、コンプさんはベース以外に作詞作曲編曲、パプリカさんはピアノ以外に曲のアレンジ、ランコの姉さんはパフォーマンスの他にジャケットのデザインをしたり、イラストを描いたりと、みなさんがいろんな役割を果たされています。そういったみなさんが適材適所に活躍された結果として生まれた今回のミニアルバム『フルボッコ』ですが、個人的には曲のタイトルしかり、それぞれの歌詞しかり、言葉の選び方がすごく新鮮で印象的に感じられました。普段、曲はどのように作られていくのですか?

コンプ:実はどの曲も、先にメロディを作ってからそれにはまる言葉を置いていくというやり方をとっています。あくまでメロディが優先なので、いいなと思う言葉が浮かんだとしても、はまらなければ別の言葉になることもあるんです。

―アルバムの中の『髑髏』という曲は、歌詞が和風で、聴いていると梶井基次郎『桜の樹の下には』という小説の一節"桜の樹の下には屍体が埋まっている!"を思い出しました。これもメロディにあてはめていくうち、こういった内容になった感じですか。

コンプ:そうですね。メロディが若干和風だったのと、イメージした主人公もそうだったので、それにあった歌詞になったのだと思います。
Text by Shinjiro Fujita (RSJ)

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