「明日を生きる理由のひとつになれば」:1人、1頭、1匹、1羽のバンド・豚乙女インタヴュー

By RollingStone Japan 編集部
1人、1頭、1匹、1羽からなるバンド、豚乙女
2009年に結成、東方Projectの二次創作やオリジナルCDの制作、ライヴなどの活動を行ってきたバンド"豚乙女"。人間のランコ(Vocal)、シロクマのコンプ(Bass)、ネコのパプリカ(Piano)、ウサギのランコの姉(Performance)というメンバーの彼らが、3月15日にミニアルバム『フルボッコ』でメジャーデビューする。ベーシストで作詞・作曲・編曲を担当するコンプ、ヴォーカルと作詞を務めるランコに話を聞いた。

―まずはあらためて、バンド結成のいきさつから教えていただけますか。

コンプ:もともとは僕が、なにかおもしろいことができる団体を作りたいなと思っていたことがきっかけです。で、ランコの姉は飲み仲間、パプリカもまた別の飲み仲間だったんですが、それにランコを加えた4人でなら、僕の思っているようなことができるかもと思って始めました。

―結成当初からこれまでを振り返ってみていかがですか?

コンプ:早かったといえば早かったですね。CDをたくさん作りましたし、ライヴもたくさんしてきましたので、気づいたら7年も経っていたという感じです。

ランコ:本当にあっという間でしたね(笑)。

―今回、ミニアルバム『フルボッコ』でメジャーデビューされますが、豚乙女というバンドにとって"メジャーデビュー"というのはどういった意味をもっていますか。例えば、目標のひとつだったとか、もしくはあくまで通過点のひとつだとか。

コンプ:僕らにとっては、目標でも通過点でもないんです。今回、こうしてメジャーデビューさせていただいたのは、より自分たちがやりたいことを実現するために、その力を借りたいと思ったのが理由で。これまで"楽しいことをやる"というコンセプトで活動する中で、いろんなことにチャレンジしてきたんですけど、もっとこうしたいというのがあっても、4人の力だけでは無理だったりすることがあったんです。例えば、ライヴでいつかやりたいと思っていたことの中に"ワイヤーを使って空を飛ぶ"というのがあって、いろいろと当たってみたんですが、どうしても法律上できないという話になって。でも実際に飛んでいる方はいらっしゃるわけで、じゃあ僕たちが飛ぶためには、その交渉をやってくださる方に間に入ってもらう必要があると。飛ぶ以外にも、ライヴ中に料理したいというのがあったんですが、それもやっぱり消防法でだめで。そういった時、僕らがやりたいパフォーマンスを実現させるためにも、メジャーとタッグを組みたいと思ったんですよね。

ランコ:私も以前、箱をとるためにライヴハウスに電話をしたら、けっこう冷たくあしらわれたりして、自分たちだけでやる限界を感じたことがありました。コンプさんもパプリカさんも姉も、メンバーそれぞれやらないといけないことがたくさんあるので、もし私たちがやりたいことを手伝ってくださる方がいたらいいなと私も思っていたので、そういった意味で今回のメジャーデビューはよかったと思います。
Text by Shinjiro Fujita (RSJ)

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