シシド・カフカが語る新作『DO_S』:ドラムとヴォーカルの関係、音楽に還元される芝居

By Mayuko Kumagai
ミニアルバム『DO_S』をリリースしたシシド・カフカ

―毎回違うとは思いますが、ライヴ中、どのくらい真っ白になっていますか?

いいときは9割方ですかね。ライヴの最初に自分が今日はどういう緊張状態にいて、このステージがどう始まったかという調子を見て、今日はこうしなくちゃいけないとか段取りなんかもけっこう考えていたりします。いつでも何も考えずにできたらベストかなと思いますけど、私はわりとまだ考えてしまっていますね。特に良くない日は100%、ずっと考えてしまっていて。自分でも頭で考えながら叩いてるのはわかるので、そういう時の歌はお客さんに伝わっていないだろうなと思う。そうすると悪いサイクルに入っちゃって、"考えすぎてるな、考えすぎないようにしなくちゃ"って、もう考え過ぎちゃう(笑)。

―ソロアーティストでドラムでヴォーカルでってなると常にステージの中心にいて隠れる場がないですもんね。

バンドだとヴォーカルがちょっと後ろ向いたりとかありますけど、ソデに入るわけにもいかないし、MCもやらないといけないので、完全に逃げ場がない。だからこちらの状態もお客さんにはガンガンに伝わっているとは思いますが、そういうことも込みで楽しんでくれている方が来てくれているのかなとも思います(笑)。

―飲みの場で軽く言われたというドラム&ヴォーカルというスタイルで苦労も倍増なのかも?(笑)

後々、プロデューサーには"ごめんな、軽々しく言って"って謝られました。でも、楽しんでるので大丈夫ですよ~って(笑)。

―女優業のこともお聞きします。現在ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』に出演されていますが、ドSの刑事・増子すみれ役、ハマっていますね。

私はSとかサバサバしているとか、そういうふうに見えますけど、心の中は緊張で大変なんです、そう見えないツラしてるだけで(笑)。ある意味、その点は演技面では得しているのかなと思ったりはしますけど。

―現場の雰囲気はどんな感じですか?

増子の相棒・土井役の和田(聰宏)さんはすごくよくしゃべるんです。劇中では増子に振り回されていますが、和田さん自身の方が鋭利で、むしろS(笑)。私も"何それ、気持ち悪い!"とかバシッと言われますし(笑)、カメラが回っていないところではどっちかというと私がまあまあ、とか言っています。もともと2時間のスペシャルドラマを経てからの連続ドラマなので、スタッフ・キャスト含めて、皆さん、とても仲のいい現場で、ずっと和気あいあいとしています。主演の松坂(桃李)さんも濱田(岳)さんもとてもシャイなんですが、最初に和田さんとたくさんお話させていただいて関係性が出来上がったので、スペシャルドラマからの皆さんの中にも温かく迎えてもらっているとは思っています。

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