第89回アカデミー賞速報:作品賞は『ムーンライト』

By RollingStone Japan 編集部
第89回アカデミー賞速報:作品賞は『ムーンライト』。(C)2016 A24 Distribution, LLC
第89回アカデミー賞の授賞式が行われ、発表ミスというまさかのハプニングを乗り越え、『ムーンライト』が作品賞を獲得した。

第89回アカデミー賞授賞式が2017年2月27日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、バリー・ジェンキンス監督作『ムーンライト』が作品賞に選ばれた。

作品賞の発表では、誰もが予想しなかったハプニングが発生した。最初、下馬評通りの『ラ・ラ・ランド』が作品賞だと発表されたが、本来は『ムーンライト』と発表されるべきだったのだ。プレゼンターを務めたウォーレン・ベイティに間違った封筒(主演女優賞エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』)が手渡されたために起きたハプニングで、会場は一時騒然となった。バリー・ジェンキンス監督はまさかのハプニングに狼狽しながらも、キャスト・スタッフと共に受賞の喜びに浸った。

『ムーンライト』は、マイアミの貧困地帯を舞台に、シングルマザーの家庭で育てられた内気な少年の成長を、3つの時代構成で描いたヒューマンドラマ。プロデューサーとしてアカデミー賞受賞作『それでも夜は明ける』を手がけたブラッド・ピットが製作総指揮を務めた。『ムーンライト』は作品賞を含め、脚色賞(バリー・ジェンキンス、タレル・アルビン・マクレイニー)、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)と3部門で受賞を果たした。

ジェンキンス監督は、「この映画を完成させることは不可能だと思っていました。でも、ここいる全員が"決してそんなことはない"と必死で励ましてくれました。そして僕に力を貸してくれた皆さんありがとうございました。選んでくれたすべての人に感謝しています。これは夢でない。これが現実なんです」とスピーチで語った。

司会のジミー・キンメルは前代未聞のハプニングに動揺しながらも、「スピーチを余計に聞けたね」と、何とかその場を笑いに変えていたが、一度は作品賞を確信しオスカー像を手にした『ラ・ラ・ランド』の製作陣には、とても気の毒なハプニングとなった。

<作品賞ノミネート一覧>
『メッセージ』
『Fences』
『ハクソー・リッジ』
『最後の追跡』
『Hidden Figures』
『ラ・ラ・ランド』
『LION ライオン 25年目のただいま』
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
『ムーンライト』


『ムーンライト』
監督:バリー・ジェンキンス
出演:トレバンテ・ローズ、アンドレ・ホランド、ジャネール・モネイ、アシュトン・サンダース、ナオミ・ハリス
4月28日(金)、TOHOシネマズシャンテ他にて全国公開。
http://moonlight-movie.jp/

<第89回アカデミー賞授賞式>
リピート放送 2月27日(月)夜9:00(字幕放送)
【ダイジェスト版】
3月5日(日)夜6:00〜WOWOWプライムにてリピート放送(字幕放送)
Text by Sahoko Yamazaki (RSJ)

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