MY FIRST STORY『―全心―』:Hiroが語った、武道館までの軌跡と現在の胸中

By RollingStone Japan 編集部
(C)『MY FIRST STORY DOCUMENTARY FILM ―全心―』
2017年2月17日より2週間限定で公開となった、MY FIRST STORYのドキュメンタリーフィルム『―全心―』。昨年11月18日に行われた自身初であり最大規模の会場・日本武道館ライヴに挑むまでの彼らを長期にわたって追った映像作品だ。

そこには、傍目から見ると恵まれた環境下で順風満帆な道のりを歩んできたように写るMY FIRST STORYがこれまで背負ってきたもの、抱えてきた闇を"心の全て"さらけ出した、真実の姿が映し出されている。

「武道館を経験したことで言えることがたくさん増えたし、この5年間、内に秘めてきたこの想いは間違いではなかったんだという自信と証明になりました」
ヴォーカルのHiroは、まるで憑き物が取れたかのようなすっきりした笑顔でこう語ってくれた。周囲の人間からどう言われようと、自分自身を信じて貫いてきた信念が証明されたその瞬間をインタヴューであらためて振り返る。

―2015年にギタリストShoさんが活動休止、翌2016年にはドラマーMasackさんが脱退し現ドラマーのKid’zさんが加入という、メンバーの結束という面では不安定な時期が近年は続いていたのではないかと思います。そんな中、バンドにとって最多・最長となる47都道府県ワンマンツアー「We’re Just Waiting 4 You Tour 2016」がスタートしたわけですが、映画を見ると、すごく大事な時間を過ごしたんだなということが分かりました。作中では、メンバーとの他愛もない会話や本音でぶつかり合う様子がそのまま映されていましたが、やはりメンバーとの関係性というのは大きく変化した部分でしょうか?

何が変わったかと言うと、逆に何が残っているのか分からないくらい変わったんですよ。メンバーとの距離感もそうだし、ひとつのことに向かっていく責任感もそうだし。極端な話、ライヴもプライベートも全てが変わった気がします。約5ヶ月間ずっと一緒にいると、さすがに見えていなかった部分も見えるようになるんですよ。ツアー中は基本的にサイクルが決まっていて、朝起きて、リハやって、準備して、ライヴして、ホテル帰って、お風呂入って、打ち上げ行って、帰って寝て、また朝起きて・・・みたいな感じなんだけど(笑)、そういうのをずっと繰り返していたら、なんか合宿みたいな感覚になってきて。ただ1つ違うのは、途中で帰るという選択肢はなく、やりきるしかないということ。そういう環境の中で生まれた絶対的な信頼感とか関係性というのが、やっぱりこのツアーで得たものの中で一番大きかったですね。


(C)『MY FIRST STORY DOCUMENTARY FILM ―全心―』
Text by Rika Suzuki

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