KREVA、1曲1曲に注力して制作したニューアルバムへの思いを語る

By Yuko Sakuma
2月1日にレーベル移籍第一弾となるニューアルバム『嘘と煩悩』をリリースするKREVA
レーベル移籍第一弾となるニューアルバム『嘘と煩悩』をリリースするKREVA。前作から4年。アルバムということを意識せずに作ったという1枚の中には、KREVAらしい"言葉がたっぷりと詰まっている。「大変だけど音楽を作るのは楽しさしかない」と言い切るKREVAが制作中のエピソードを語ってくれた。

ー新しいアルバムの資料を見てまず思ったのが『嘘と煩悩』ってすごいタイトルだな、と(笑)。そしてタイトル曲から「908」と言葉が聞こえて来て、「ああ、そういうことか!」と気づきました。

もう何年前か覚えていないくらい前ですが、嘘「八百」と煩悩「百八」を足したら、ちょうど「908=KREVA」だなと思いついたんです。一度、そんなタイトルの作品を出すのはどうだろうという話をしたことがあったんですが、周りの反応は「いいね」という人もいれば、「嘘ってどうなの?」という人もいて、自分でも確かにそれもわかるなと思ったので、その時は保留になりました。今回レーベル移籍のタイミングでアルバムをリリースすることになり、タイトルにはちょっとこう引っかかりのある言葉がいいなと思ったんです。それでここは『嘘と煩悩』を使うところだろう、と。温めに温めたネタを披露したって感じですね。

ー確かに嘘八百も良いイメージないし、煩悩百八もモヤモヤしてる感じが(笑)

そうですね(笑)。でもどっちもない人はいないし、「人間」って感じだなと思います。

ーレーベル移籍第一弾アルバムということですが、制作上の変化はありましたか?

今まではアルバムを作るということを意識して、曲順やインタールードといった細部まで考えて作っていました。でも移籍してアルバムを出すということが決まってからは、1曲1曲に注力するっていうんですかね。1曲1曲に集中して、流れとか、そういうことはあまり考ずに作っていきました。

ーではアルバムとして、1本大きなテーマがあったわけではないんでしょうか?

最初からアルバムのテーマがあったわけではないです。恋愛の歌や生き方を提示するもの、人を鼓舞するような曲…いろんな楽曲が入っていますが、裏テーマみたいなものとしては、ライブ会場に来た人が「あれ、今の自分のことを歌っているんじゃない?」と思えるようなものになればいいなと思って作りました。

ーボーナストラックも含めて11曲収録。その中で一番最初に完成した曲というと?

一番最初にできたのは『もう逢いたくて』という曲ですね。2015年の年末くらいでした。まず「逢いたくて 逢いたくて」というメロディーと歌詞が出てきて、そんなに逢いたいと思うことって何だろうなと考えました。どの曲もアルバムのどこに入れるかはそんなに考えていなかったんですけど、この曲で終わることはなんとなくイメージしていて。ライブが終わる間際くらいなのに、観に来てくれた人がもう次のライブに行きたいなと思ってもらえたらいいな、と。それを「バイバイ」と言ったら、すぐに逢いたいと思うような恋愛に例えて書きました。

TOPICS

RECOMMENDED

TREND