マイケルの娘、パリス・ジャクソンが沈黙を破る:父の死、自殺未遂などを初告白

By BRIAN HIATT
パリスが沈黙を破り、今まで語られることのなかった真実を明かす David LaChapelle for Rolling Stone. Styling by Brett Alan Nelson at TheOnly .Agency. Shirt by Michael Bush, necklace by Stefere, earring by K. Brunini, gloves by Majesty Black, choker by Posers Hollywood. Makeup by Jo Baker

2009年からロンドンのO2アリーナで行われる予定だったカムバック公演に向けて、マイケルは準備を進めていた。「父は興奮した様子で私たちにそのことを語っていたわ」とパリスは回想する。「"そうさ、ロンドンで1年間ライブをやるんだ!"という感じだった。私たちもすごく嬉しかった。ロンドンで住む家だってもう用意してあったのよ」。しかしリハーサルが始まると、マイケルはひどく疲れていた様子だったという。「"昼寝をしたら?"と父に言ったわ」とパリスは語る。「疲れているように見えたから。私たちが学校にいると...つまり自宅1階のリビングルームだけれど、天井から埃が落ちてきて、床を鳴らす音が聞こえてくる。2階で父が練習をしていたの」と彼女は当時を思い出して語った。

パリスは、予定されていたTHIS IS IT公演のプロモーターであったAEGライブに対し、拭いきれない嫌悪感を抱いている。マイケルの死をめぐる不法死亡訴訟で陪審は"マイケル死亡の責任はマイケル本人にある"とするAEGの主張を認め、マイケルの遺族は敗訴した。「AEGライブのパフォーマーの扱いはおかしい」と彼女は主張する。「健康管理をろくにせず、死ぬまで働かせるのよ」(AEGの広報はこの発言に対するコメントを拒否している)。また彼女は、最近のジャスティン・ビーバーのツアーを見て「怖くなった」と語っている。「彼は疲れていて、パフォーマンスに熱が入っていないように見えた。チケットを見ると、AEGの名前が入っていた。そこで、父がいつも疲れていたのに寝ることができなかったことを思い出したの」。

またパリスは、マイケルに対する過失致死罪で有罪判決を受けたコンラッド・マレー医師にも非難の目を向ける。麻酔薬であるプロポフォールの投与に過度に頼った彼の処置がマイケルの死を招いたからだ。皮肉を込めた仕草をしながら彼を"ドクター"と呼ぶ彼女は、父の死について深い疑念を抱いていると語った。「父は自分を殺そうとしている人たちについて匂わせていたわ。ある時には"いつか彼らに殺される"と言っていたわ」(マイケルの元妻リサ・マリー・プレスリーも、同様の会話を彼と交わしたとオプラ・ウィンフリ(米人気番組の司会者)に語っている。マイケルは自身の所有する数億ドル相当のソニーATVミュージックパブリッシングの版権の半分を手に入れようとしている集団がおり、彼らが自分を狙っていると恐れていたという)。

父は殺されたのだ――パリスはそう確信している。「もちろんそうよ」と彼女は言う。「そんなの目に見えているじゃない。全ての出来事がそのことを物語ってる。こう言うとくだらない陰謀説やトンデモ論に聞こえるかもしれないけど、本当のファンや家族ならみんな知ってる。ハメられたのよ。最悪ね」。

しかし、誰がマイケル・ジャクソンの死を望んでいたのだろうか?この問いに対してパリスは数秒の沈黙をした後(おそらく特定の人物を挙げようとしたのだろう)、ただ「多くの人たち」とだけ答えた。パリスは復讐を、少なくとも公正な裁きを望んでいる。「当然よ」と、目を光らせながら彼女は言った。「絶対にそうする。でもこれはチェスのように戦略的に動かなければならないことなの。そして私は正しい手を打っていこうとしている。今言えることはそれだけ」。
Translation by Yu Sekine

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