マイケルの娘、パリス・ジャクソンが沈黙を破る:父の死、自殺未遂などを初告白

By BRIAN HIATT
パリスが沈黙を破り、今まで語られることのなかった真実を明かす David LaChapelle for Rolling Stone. Styling by Brett Alan Nelson at TheOnly .Agency. Shirt by Michael Bush, necklace by Stefere, earring by K. Brunini, gloves by Majesty Black, choker by Posers Hollywood. Makeup by Jo Baker

またジョン・レノン、デヴィッド・ボウイ、そして父のライバルでもあったプリンスへの敬意を示すタトゥーや、ヴァン・ヘイレンのタトゥーも刻まれている。そして唇の内側には"MÖTLEY"の文字が入っている(そしてボーイフレンドの唇の同じ位置には"CRÜE"と刻まれている)。右の手首には、マイケルがアフリカで購入した翡翠つきのブレスレットを着けていた。彼が亡くなったときに着けていたもので、彼女の世話を担当していた使用人が彼女のために取っておいてくれたそうだ。「まだ父の残り香がするの」とパリスは語った。

彼女はまったくひるむことなく、その青緑の大きな目でミュージアムの展示品を見つめていた。しかしペットの剥製の展示スペースに来ると、様子が変わった。「この部屋はあまり好きじゃないの」と彼女は鼻にしわを寄せながら言った

「動物はダメなの。他とは違うのよ。心が折れる」。彼女は最近、異常興奮状態にあったピットブルの混血犬"コア"を救ったことがあった。家には父が連れてきた人懐っこいラブラドールの"ケニア"がいたが、コアとは仲が悪かった。

パリスは自身を"精神麻痺"だと説明する。人間の死にまつわる品々をまざまざと目の当たりにしても、それは変わらないのだ。2013年6月、うつ状態にあり薬物中毒でもあった当時15歳の彼女は、手首を切り、20錠のモートリン(解熱鎮痛剤)を飲んで自殺を図った。「自己嫌悪に陥っていた。自分を大切に思えず、何もできないように思えて、生きている価値なんてないと感じたの」と彼女は語った。彼女にはもともと自傷癖があり、しばしば自らの体を切りつけていたが、家族にはなんとか隠していた。タトゥーが今ではその傷と薬物使用の痕跡を覆っている。また彼女は「たまたま、あの1回が公になっただけ」と言って、それ以前に自殺未遂を複数回していたことも、話題にはとても釣合わない笑顔で明かした。治療を受けた病院には"3ストライク・ルール"があり、もし彼女がもう一度自殺を図り病院へ戻ってきて、その後も同じことが再び起こったなら、彼女は収容療法プログラムに参加しなければならないことになっていた。


高校のチアリーダーを務めるパリス。2013年、カリフォルニア州シャーマン・オークスにて(Vince Pugliese/ZUMA)

父の死以前には自宅学習だったパリスだが、その後は私立学校に7年生から編入することになった。しかし彼女はまったく馴染むことができず、自分を受け入れてくれた友人とだけつるむようになった。「上級生たちがいろいろなクレイジーなことをやってたわ」と彼女は語る。「早く大人になろうとしすぎて、13、14、15歳の子どもがやってはいけないことをいろいろやってた。いい人間ではなかったわ」。また彼女はネットいじめにも遭い、ネット上での書き込みで受けた心の傷に今も苦しんでいる。「言論の自由には大賛成。でも、アメリカ建国の父たちが権利章典を憲法に加えていた時代には、ソーシャルメディアの存在は予測できなかったのよね」と彼女は語った。

彼女がこれまで決して公にしなかったトラウマがもうひとつある。それは彼女が14歳の時、自分よりかなり年上の"見知らぬ他人"に性的暴行を受けたことだ。「細かいことは話したくない。でも悲しい体験だったことはたしか。とても辛くて、誰にも言えなかった」と彼女は語る。
Translation by Yu Sekine

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