阿部 寛が映画の中に見つけた"やさしさ"とは?:映画『恋妻家宮本(こいさいかみやもと)』

By Keiichiro Oshima
(C) 2017「恋妻家宮本」製作委員会

―共演された天海祐希さんの印象を聞かせていただけますか?

天海さんは遊川組の現場の雰囲気をよく知ってらっしゃっていて、落ち着いた雰囲気でいましたね。撮影の合間には、肩を揉んでくれたりして(笑)。すごく上手で、結構揉んでもらいましたよ。あとは面と向かってちゃんとお芝居したのが初めてなんですけど、旦那を支える奥さんのしっかりした優しい目をしてるんですね。天海さんの目を見ていると自然に引きずり込まれていく。"ああいい芝居するなあ"と思いながら演じていました。


(C) 2017「恋妻家宮本」製作委員会

―料理のシーンがありますが、ご自身でお料理はされるんですか?

全然やらないですよ。りんごの皮むきか、飯炊きぐらいしかできない。料理のシーンは撮影の何日か前に先生について、だいたいこんな感じという指導を受けてやりました。

―陽平は50歳という設定ですが、阿部さんにとって40代と50代では何か違いはありますか?

僕の場合は、30歳を過ぎてから仕事が順調になってきたから、もしかすると他の人とは10年ぐらいずれているのかもしれない。だけど、俳優として考えるのであれば、やっぱり50歳になるということは大きいですよ。演じられる役柄も減るし、いつまで仕事をしていられるかなって考えるようになる。あと、どのぐらい自分は仕事をしていけるかな、あと何本いい作品に出会えるのかなって。40歳前半の時期は、気持ち的には30歳のような感覚でいたのが、45歳を過ぎて、そういうことを思うようになりましたね。

―結婚について教えてください。結婚して男って変わりますか?

変わったかどうかは、自分では気づかないんじゃないですか。意外とわからないと思いますね。僕は43歳と結構遅くになってから結婚したんで、精神的にも仕事的にもある程度落ち着いちゃっていたんです。これがもし、20代とか30代前半に結婚していたら、たぶんいろんな障害が起きていたと思うんですよね。20代はいろいろあるじゃないですか。結婚が障害になって、夢を捨てなきゃいけないとか。僕は結婚した時、もうそういうのが落ち着いていたから、あんまり結婚で変わるとかは感じなかったです。

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