ONE OK ROCKロングインタヴュー:"完全LIVE至上主義"の彼らが今燃やす野心とは

By Rika Suzuki(RSJ) 2017/月号 P124〜129 |

Ryota:一時期俺もそういう時があったけど、今はもう、全然オッケー。その分すごくいい景色が毎回見られるから、それが最近は楽しくて。実際5 Seconds Of Summerのツアーで見た景色も最高だったんですよ。

Taka:なかなか経験できないよな。

―そんな2年を受けてか、今回のアルバムのタイトル『Ambitions』は直訳すると野心という意味になりますよね。ベタですが、バンドとしての野心って何ですか?

Taka:これは昔から言っていることなんですけど、世界中の音楽好きなら当たり前のようにONE OK ROCKというバンドを知っている、そんな存在になりたいんです。

―ザ・ローリング・ストーンズをみんなが知っているように?

Taka:そうですね。曲も聴いたことないし、どんな人かも何人組かもわからないけどONE OK ROCKという名前だけは知ってる、みたいな。おかげさまで、日本ではそういう状況だと思うんですよ。それが日本だけではなく世界でそうだったら、もっと面白いと思うんですよね。これまで言語が違う国に対して僕らが向こうに寄っていったので、今度は世界の連中がこっちに寄ってきてほしいという感じ。このアルバムで世界中の人々にやっと曲が届くわけで、まだ最初の一歩ですけど。


Photo by Kazushi Hamano

―道のりは長いかもしれないけど、日本で今そうなれる可能性があるのってONE OK ROCKだけだと思いますよ。

Taka:僕らも思っています。それともう1つ、そうやって日本のバンドが世界で知られるのが当たり前になってほしい。海外に出て自分は日本人なんだということをあらためて再確認した上で言うんだけど、結局この国では誰も音楽をもって世界で面白いことをしていないんですよ。例えば最近で言うとピコ太郎さんみたいに予期せぬことで世界に広がる瞬間はあるけど、自分たちの場合、そういう予期せぬことでアメリカや他の国々の人たちに伝わるとはハナから思っていないです。僕らはちゃんと最初から確信的なことを1個1個やっていって、それをやり遂げれば必ずそこにたどり着くと思っているので。あとは、それをどれだけ短期間で集中してできるかだと思う。不可能なことは絶対にないし、だいたい今まで僕らが成し遂げてきたことだってほとんどが不可能だと思われていて、それをクリアしてきているし、今やっていることも絶対クリアできるはずなんです。そこには昔みたいに、ワケのわからない根拠のない、でも揺るぎない確信がある。その長い道のりを自分たち次第で短縮できるかもしれないし、そこはどうなるかわからないけど、少なからず言えるのは今回の作品を作って、すごいことが確実にその先に待っている予感がしています。だから、今はそれをもっと大きなものにするために画策している最中です。

ローリングストーン日本版 2017年WINTER号掲載

Ambitions
2017年1月11日発売
A-Sketch


ONE OK ROCK
ワンオクロック 2005年結成。現在のメンバーはTaka(ヴォーカル)、Toru(ギター)、Ryota(ベース)、Tomoya(ドラム)。2007年のメジャーデビュー以降、全国で精力的にライヴ活動をおこない、2010年に日本武道館、2014年には横浜スタジアム2デイズ、2015年には24公演26万人を動員したアリーナツアーを開催。2016年は年明けからアジア、アメリカ、ヨーロッパで長期ツアーをおこない、9月には静岡県の渚園野外特設会場にて2日間11万人を動員した大規模なライヴを成功させた。2017年1月11日にアルバム『Ambitions』をリリース、全国ツアーが決定している。
http://www.oneokrock.com


Interview by Joe Yokomizo

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