ONE OK ROCKロングインタヴュー:"完全LIVE至上主義"の彼らが今燃やす野心とは

By Rika Suzuki(RSJ) 2017/月号 P124〜129 |
彼らにとって2016年は、とにかく世界に勝負を挑み続けた年だった。年明け早々からアジアツアー、EUツアー、そしてUSツアーを2本こなし、結果1年間のほとんどを海外で過ごしたという。2017年1月11日にリリースされる、待望のNEWアルバム『Ambitions』。直訳すると"野心"という意味を持つこの作品は、海外で経験を積んできた彼らを次にどんな未来へ導いてくれるのだろうか。本誌では2年ぶりのインタヴューということで、その間の変化とともに、バンドの行く先を探ってみた。

―前回の本誌インタヴューからもう2年近く経つんですよ。その間、長期にわたる海外ツアーや、2日間で11万人を動員した静岡・渚園でのライヴなど、相当濃厚な時間を過ごして来たのではないかと思うのですが。

Taka:濃厚というか、毎日何かしらある日々でしたね。もちろん、すごくいろんなことを吸収させてもらった2年間でもありましたし、前のアルバム『35xxxv』(15年2月)を出した頃とは全然違うというか。あの頃はもうちょっと手探りな部分があったんですけど、そこからどんどん深みをもたせて音楽活動していく感覚が新鮮でしたね。

―深みを持たせていくって、具体的に言うと?

Taka:このバンドは結成以来、作る音や曲にかなりこだわってきたんですけど、今は音がどうこうよりも、いかに自分たちが掲げた目標に向かって突っ走っていけるかということのほうが大事になってきて。つまり、バンドの生命力を重視するようになりました。ツアーでいろんな国を見て感じたことも多々あって、特にアメリカでは行くたびに会場の規模が大きくなったり、有名なミュージシャンたちと普通に話せるようになったり、そういうことの積み重ねで作るものや考え方も変わってきて。その変化をリスナーにも楽しんでもらえる、そういうバンドでありたいですね。

―Ryotaはどうですか?前回のインタヴューでは"自分はバンドに最後に入ったので、ついていきます!"みたいな感じでしたけど。

Ryota:基本その精神は、変わっていないです。この2年間、自分の想像とは違うことがいつも起きている感じ。変わったことで言えば、海外に行くことが多くなったことで現地の友達が増えて、海外に行くのがすごく楽しくなってきました。前までは苦手だったんですけど、『35xxxv』を出してからアメリカツアーを回るようになって自分の気持ちもだんだん変わってきて。アメリカにいる時もリラックスしていられるようになったのが、俺の中ではこの2年で一番大きいかな。あとToruはインタヴューの時さらに喋らなくなった。でも、スタジオでは喋るんですよ。ひどい時はスタジオに4時間入って2時間くらい喋ってる(笑)。

―そのToruは、前作からの約2年間、どうでしたか? 

Toru:どうやったでしょう?ずっとレコーディングもツアーもやってたし。どこの国に行っても、どこのフェスに出ても、変わらずに自分たちの思った通りにできているんじゃないでしょうか。いい意味で慣れてきたんでしょうね。実際、現地に友達もできて、アメリカに行っても生活の仕方がわかるというか、身体に馴染んでる。時差ボケとかはすごく辛いけど、それ以外のことは切り替えられるんで。人間的にも成長したし、タフになっていますね、確実に。日本で普通に生活しているより、いろんな景色といろんな環境でやり続けることでバンドの結束力も高まるし。
Interview by Joe Yokomizo

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