仲井戸"CHABO"麗市が語る、ストーンズとの出会い、好きな曲

By Joe Yokomizo 2017/月号 P26〜27 |
ローリングストーン日本版2017年WINTER号掲載:仲井戸"CHABO"麗市が語る、ストーンズとの出会い、好きな曲
仲井戸"CHABO"麗市、人生を大きく変えたというストーンズとの出会いを語る。「彼らの魅力は継続力。ドラッグでぶち込まれようと生き抜くタフさだよね」

ザ・ローリング・ストーンズは、ロックバンドの代名詞的な存在として長年にわたり世界中のミュージシャンへ絶大な影響を与えてきた。もちろん日本にも、彼らのサウンドに出会って人生を変えられたミュージシャンは数多くいる。今回話を聞いた仲井戸"CHABO"麗市もそのうちの一人だ。中学生の頃友人の薦めで出会ったストーンズの楽曲は、その後の彼の人生を大きく変えていった。

―ストーンズとの出逢いから聞かせてください。

出会いは1962〜3年かな、俺がティーンエイジャーの時。中2とか中3の頃にイギリスのブリティッシュ・インヴェイジョンがあって、その時に同じクラスのK君が"ビートルズもいいけどこれいいよ"と聴かせてくれたのが『リトル・レッド・ルースター』のシングル盤で。他にもK君は『イッツ・オール・オーヴァー・ナウ』とかも持っていて聴かせてくれたんだけど、何だか分からないけどかっこよくて。

―その何だか分からないかっこよさって、今思うと何だと思います?

ブラック・ミュージックの背景だと思う。要するにブルーズなんだけど。

―そのブルーズをはじめとする黒人音楽色が強かった60年代・デッカ時代と、ロックの代名詞となった70年代以降とどちらが好きとかってあります?

乱暴に言えば全部好き。初期があるから『ブラウン・シュガー』に至ったとかね、そういう流れの中で好きなアーティストを見たいタイプだから。でも、初期はやっぱり自分の青春時代のワクワク感と重なるから好きだな。『テル・ミー』やザ・ヴァレンティノズのカヴァーの『イッツ・オール・オーヴァー・ナウ』なんかは、自分がバンドを始めようとしたきっかけみたいなところだから、今でも胸がキュンとするし。一方、数々のオリジナルの名曲たち、すげえなって。それから彼らの魅力は、やっぱり継続力というね。ドラッグでぶち込まれようと何があろうと生き抜くタフさ。さらにミックとキースのコンビネーション、それを支えるチャーリー・ワッツの存在とかね。

―ではメンバー個々の魅力も聞かせてください。まずはミック・ジャガー。

まずはヴォーカリストとしての技術も含めた輝きだよね。あとは、やっぱりリリックもね。ついパフォーマンスに目が行きがちだけど、やっぱりストーンズの詞もすごい。

―確かに。『悪魔を憐れむ歌』の後半で、同じ子音を使いながら、反対の意味の言葉を並べるところとか、すごいですもんね。

すごいよね、ロックの詞として。それと、俺はそこはあんまり興味ないけどストーンズを動かすビジネス的なこともすごいだろうし。それから肉体の鍛え方なんかもすごい。あれはステージに出続けるという覚悟の表れなんだろうな。そういうスピリットも素晴らしいと思う。

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