GReeeeNの映画で兄弟を演じた松坂桃李と菅田将暉:「言葉を交わさなくても分かち合える」

By RollingStone Japan 編集部 2017/月号 P120〜123 |
Photograph by Tsukasa Kubota
HIDE、navi、92、SOHという4人からなるヴォーカルグループ、GReeeeN。メンバー全員が歯科医で素顔や本名を明かさないことでも有名な彼らは、2007年のデビュー以来数々のヒットを打ち出し、中でもシングル『キセキ』は誰もが知る名曲として、現在も広い世代に歌い継がれている。

2017年1月28日に公開される映画『キセキ ―あの日のソビト―』は、その名の通りGReeeeNの軌跡と奇跡を描いた作品だ。グループの創始メンバーであるヒデ(HIDE)役の菅田将暉と、彼の実兄であり音楽プロデューサー・ジン(JIN)役の松坂桃李が作品の魅力や撮影の裏側を語った本誌掲載インタヴューの完全版。役と同時に音楽にも向き合った撮影期間が、彼らにもたらしたものとは。

―今回GReeeeNという実在のアーティストの物語ということで、役作りはどのようなことを意識されましたか?

菅田:まず、最初に桃李くんと僕とHIDEさんとJINさんでご飯会を開いてもらったんですけど、その時に見た2人の関係性がすごくいいなと思ったんです。JINさんの方がお兄ちゃんなのに、完全にHIDEさんがツッコミで。GReeeeNさんの実際のレコーディング風景も映像で見させてもらって、同じことでずーっと笑っていたり、すごく微笑ましいんですよね。きっとその楽しさが楽曲のグルーヴ感や青春感に繋がっているんだなと思って、そういった兄弟・メンバーの関係性をうまく出せたらと思いました。


(C) 2017「キセキ あの日のソビト」製作委員会

―GReeeeNといえば姿を見せない謎のグループとして有名ですが、そういった一般的に実態があまり知られていない、だけど誰もが知っているという特殊な人物を演じるというのは、他の役を演じる時と何か違っている点や難しさがあるものなのでしょうか。

菅田:過去に実在の方の実写をいくつかやらせてもらいましたけど、それと同じような感覚ですね。難しいというより、むしろ知られてない方が見る側のイメージが固まっていないので楽です。難しかったポイントでいうと、ステージで"Oh, Oh"って歌っていても違和感のない医学生にしないといけなかったところ。最初に用意されていた衣装がチェックシャツにジーパンの、いかにも浪人生という感じだったんですけど、この格好であの曲は歌いこなさないだろうと思って、衣装もヒップホップとかストリートを感じるものに変えさせてもらいました。実際にHIDEさんが着ていたブランドのものを使わせてもらったり、そこはこだわりました。
Text by Rika Suzuki (RSJ)

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