Nothing's Carved In Stone インタヴュー(前編):「音が研ぎ澄まされてきていると思う」

By Joe Yokomizo
昨年(2016年)末、8th Album『Existence』をリリースしたNothing's Carved In Stone。
ハイクオリティな楽曲と演奏で日本のロックシーンに確固たる地位を築きつつある4ピースバンド、Nothing's Carved In Stone。そんな彼らが、自身初の日比谷野音でのワンマンを大成功に収めた2016年の締めに、アルバム『Existence』をリリースした。

その圧倒的なサウンドスケールは、バンドが早くも円熟期を迎えたようにも感じられるが、実際は青臭いほどの音楽への情熱を持ち続ける、生粋のバンドマン。
インタヴュー前編では、音楽ホリックなバンド・リーダー・生形真一と、熱きフロントマン・村松拓に最新作『Existence』をフックにしてバンドの現在、これからの方向性についてさまざまな角度から語ってもらった。

―いろんなところでお2人にはお会いするんですが、アルバムのインタビューは2014年の『Strangers In Heaven』以来になってしまいました。今作『Existence』を聴いて、まず驚いたのは"音"です。言い方は変ですが、音の鳴りが洋楽の領域でしたね。

生形:ありがとうございます。でも、俺らメジャーの時もインディーズっぽくやっていたんですよ。全部このスタジオ(都内某所にある自分達のスタジオ)で録ってますし。嬉しいことに最近音がいいって本当によく言われるんですけど、それは俺らのバンドとしてのスキルが単純に上がってきたのかなぁって。卓も含めてスタジオも全く変わらないし、普通メジャーに行くとディレクターを入れるんですけど、SONYの時もメンバー4人で完全にやっていたので。ディレクターに関しては来ないでくれって言ったんです(笑)。まあ、それでも制約はありましたけどね。"タイアップを取るための曲"だとか、"こういう話があるから曲を作って欲しい"だとか。メジャーと違うのは、そういうのがなくなったくらいですかね。

村松:あと録るソフトが変わったぐらい?

生形:うん。プロツールズがヴァージョン10から11になったくらい(笑)。

―(笑)。それにしても音がスゴイ。

生形:音が研ぎ澄まされてきていると自分たちでも思います。バンドっていろいろなスタイルがあると思うんですよ。エンターテインメントに特化したバンドもいれば、歌詞やMCも含めメッセージを訴えかけてくる、言葉で持っていくバンドもいる。そういう中で、俺らは何なんだろうと考えた時に、とにかく音楽に対してストイックだなと思ったんです。洋楽で例えると、KISSなのかキング・クリムゾンなのかビートルズなのかって言ったら俺らはキング・クリムゾンだと思っていて。だから、音に関しては意識的にどんどんスキルアップさせないと。

―レコーディングでイニシアチブをとっているのはウブ(生形)さん?

生形:うちは全員でやっています。ただ、俺がやろうと言って集まったバンドなので、この時期にCDを出そうとか、そういう大まかな方向性は俺が決めてみんなに投げますけど。

―曲は大体2人で書いている?

村松:結構みんなで持ち寄っていますね。

RECOMMENDED

TREND