ホリエアツシ インタヴュー後編:entの音楽を構成するための"ELEMENT(要素)"とは

By Joe Yokomizo
ストレイテナーのホリエアツシ(Vo. & Gt.)のソロプロジェクト"ent"が1月11日、3rdアルバム『ELEMENT』をリリース

―そこに言葉は要らなかったんですか?

言葉をつけると、というか、歌を歌うと、意味合いが変わってくるし。もしこの曲が『素子-Soshi-』というタイトルと決まっていて作るとしたら、逆にピアノとかリズムとかギターもなしで、声だけで作ったらかっこいいかなとか思いますよ。

―ホリエさんの中では、歌うことと楽器を奏でることに明確な境界線がある?

結構同時に出てくるもんですよ。むしろ、ギターを弾きながらじゃないと歌が出てこない。ただアカペラでメロディーを口ずさんでも、いいメロディーかどうか全然分からないです。不思議ですね、そう考えたら。同時に鳴ってないと、自分の中でいいかどうか判断出来ないんだから。歌というのは、僕にとってそういうものなんでしょうね。逆に、歌がない曲は完成させられるんですけどね。

―歌だけでは完成できないんですね。

1人では難しいです。楽曲として、歌だけになる部分があるとそれはフックにはなりますけど、歌だけで成立させるのは難しい。例えば『君が代』みたいな曲はアカペラでも全然聴けるけど、それはみんなの頭の中で確実に曲が鳴っているからであって。

―みんなが知らない歌を、歌だけというのはやっぱり結構大変なことなのでしょうか。

少なくとも、そういう作品はあまり聴いたことがないですね。なので、挑戦する価値はあるとは思いますよ。

―確かにそうですね。最後に今後のお話も伺いたいのですが、ソロプロジェクトentは定期的にやっていく予定ですか?

そうですね。曲を作ることは今後もバンド活動の隙間でやっていくので、終わることはないです。特に目指しているところがあるわけではないので、楽曲の提供の仕方もフレキシブルにやっていくつもりです。

―では、2017年はどんな活動を?

特に何にもないですよ(笑)。つまり、ちょっと落ち着きます。この3年くらいほとんど止まらずに突っ走ってきたので。

―周年とかではないんですか?

周年は・・・あるんですよ(笑)。2018年が、ストレイテナーの結成20周年とメジャーデビュー15周年です。だから、きっと来年は激しく頑張る年になるので、今年は落ち着いて、いろんなものを蓄えたいと思います。





2017.01.11 RELEASE
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3rdAlbum『ELEMENT』
2,800yen+tax
初回盤デジパックTYCT-69108

LIVE
2017.03.08(Wed)
新代田FEVER
OPEN 18:00 / START 19:00
WITH フルカワユタカ
http://tsutaya.jp/jyunfudo-vol1/



ent
エント 2009年に始動したストレイテナーのホリエアツシ(Vo.&Gt.)によるソロプロジェクト。1stアルバム『Welcome Stranger』をインディー・レーベルよりリリース、アメリカのエレクトロニカ・レーベルn5MDからも同作のUS盤がリリースされる。その後、ent名義で映画の劇中音楽や舞台作品のテーマ曲、ファッションショーへの楽曲提供など、型にはまらない音楽活動が話題を呼ぶ。2012年に2ndアルバム『Entish』をリリースした際に東名阪でライヴツアーを敢行。2017年1月11日、5年ぶりとなる3rdアルバム『ELEMENT』がリリースされる。
http://entjp.net/


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