ホリエアツシ インタヴュー前編:バンド"ストレイテナー"とソロプロジェクト"ent"の相違性

By Joe Yokomizo
ソロプロジェクト"ent"として、1月11日に5年ぶりの3rdアルバム『ELEMENT』をリリースするホリエアツシ
良質なサウンドと確かな演奏で独自の物語やメッセージを謳うバンド、ストレイテナーのフロントマン・ホリエアツシによるソロプロジェクトentが5年ぶりに始動する。

1月11日にリリースされるNEWアルバム『ELEMENT』は、ポストロックを彷彿とさせる、実験的な音で構成された意欲作となっている。その作品を受け、まずはこのentというプロジェクトの趣旨と成り立ちについて、話を聞いた。


―そもそも、最初にソロプロジェクトを始めようと思ったのは、いつ頃だったんですか?

1枚目のアルバム『Welcome Stranger』を出したのが2009年なので、2008年くらいですね。

―それは、何がモチベーションとなったのでしょうか?

モチベーションは随分昔からあったんです。いうのも、バンドという集合体における責任って、すごく大きいじゃないですか。バンドは自分がただ好きな趣味の音楽を表現する場ではなく、いかに4人それぞれの個性が集まって固まりとなった音を世に出ていくか、ということだと思うので。だから、バンドの音を作るモチベーションというのは、そこに合わせて徐々に変わっていくわけです。で、その中でこぼれ落ちてくる自分の中にしかない楽曲、自分だけで表現したいものというのがちょっとずつアイデアとして溜まっていっていたので、2008年、僕が30歳になる年の記念にソロを一発出そうと。ちょうどストレイテナーも2008年に3人から4人になったので、タイミング的にもいいかな、と。

―30歳という節目に出したというのは、ホリエアツシ個人として生きてきた道標的な意味もあったのでしょうか。

そうですね。でも、entの1stはインディーのリスナーにしか向けていなかったんですよ。ストレイテナーサイドから何も発表せずに、気づいたレコード屋さんとかだけがちょっと"テナーの・・・"的なことを匂わせて紹介した程度で。最初はノンプロモーションでした。

―"ホリエアツシ"名義のソロではなく、"ent"というソロプロジェクトにしたのには何か理由があったんですか?

ただ"ent"という名前でインディーズで出したというだけなので、ソロプロジェクトと呼ぶのも何か変だなぁとは思っているんです。こういうポストロック的な音楽をやっているアーティストって実は1人って、結構普通のことじゃないですか。でも、後から意味づけするにあたってソロプロジェクトというふうに銘打ったほうがいいかなと。そんな程度です(笑)。

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