ミシェル・オバマ、ファースト・レディとしての涙のファイナル・スピーチ

ミシェル・オバマが、ファースト・レディとして涙のファイナル・スピーチを行った。

「私は、皆さんに誇りを持っていただくお手伝いができたと思います」と、ミシェル・オバマはホワイトハウスでスピーチした。

ミシェル・オバマはファースト・レディとしての最後のスピーチで、勤勉であることの重要性を説いた。勤勉さと良質な教育によって「誰もが大統領になれる可能性があります」とオバマは述べた。ミシェル・オバマによる最後のスピーチは、ホワイトハウスで開かれたスクール・カウンセラー・オブ・ザ・イヤー2017の場で披露された。このイベントは、ミシェル・オバマが昨年から主催しているものだ。

「私は、皆さんに誇りを持っていただくお手伝いができたと思います」と、オバマは涙声で会場の人々に語りかけた。さらに若者へもメッセージを送った。「この国の将来はあなた方全員にかかっています。あなた自身やご両親が移民であっても、あなた方は皆誇り高きアメリカの一員です」と述べ、多様性は国家にとって決して"脅威"ではなく、むしろこの国の強みであることを強調した。「自分は虐げられているとか、国民の一員としてみなされていないなどと思う必要はありません。あなた方は立派なアメリカ国民なのです」。

「特に若い世代の皆さんには、大切な国民のひとりであるということを忘れないでいてほしいと思います。恐れず、意識を高く持ってください。希望を持ってください。自信を持ってください。良い教育を受けて力をつけてください」と、必要に応じた適切なレベルの良質な教育が成功や目標達成の礎となり、さらには希望を持ち続けられることに繋がることを説いた。オバマ政権の特徴をよく表わしたこのメッセージは、この8年間オバマ大統領とファースト・レディが繰り返し行ってきたスピーチの内容を反映している。

「もがき苦しみ、もう諦めてしまおうと思った時、思い出してください。希望の力を。苦労と努力を怠らなければ、常に進歩することができるのです」と、ミシェル・オバマは力を込めた。

オバマ大統領の最後のスピーチは2017年1月10日、シカゴで予定されている。スピーチのスケジュールが発表された後にオバマ大統領は、「最後のスピーチでは、これまでの素晴らしい道のりを感謝する。また、この国をより良く変えてきたこの8年間を称え、今から進むべき道を提示する場となるだろう」と述べている。

Translation by Smokva Tokyo

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