ジョージ・マイケルの必聴20曲

By Christopher R. Weingarten, Jason Heller, Jerry Portwood, Jon Freeman, Brittany Spanos, Kory Grow, Ma
ジョージ・マイケルの必聴20曲を振り返る。(Photo by Jim Steinfeldt/Michael Ochs Archives/Getty Images)

『プレイング・フォー・タイム』(1990年)
(原題:’Praying for Time’)


アルバム『フェイス』がジョージ・マイケルによる自由宣言であったならば、90年の『リッスン・ウィズアウト・プレジュディスVol.1』は、彼のその先の目標宣言だったといえる。アルバムのリード・シングル『プレイング・フォー・タイム』は、重苦しいバラードを装ったプロテスト・ソングである。不平等と消えてゆく将来の希望についての歌詞と、諦めのささやき声から絶望の金切声へと高まっていくジョージ・マイケルの訴えるヴォーカル・パフォーマンスによって、この曲はリリースされてから25年後の今もなお、真実味のあるプロテスト・ソングとして機能している。

『フリーダム!’90』(1990年)
(原題:’Freedom! ’90)


30歳の誕生日を数年後に控えたジョージ・マイケルは、『フリーダム!’90』でおよそ10年間のポップ界でのスターダムをまるで厄介な問題のように逃れようとした。「君が知っておくべきことがあると思ってね/僕がショーをやめる時がやってきたと思うんだ」。こうジョージ・マイケルが歌う。「僕の心の奥底に何かがあるんだ。僕が忘れてた誰かがいるんだ」。『フリーダム!’90』のMVでもジョージ・マイケルの過去が、ジュークボックス、レザージャケット、『フェイス』のMVで知られるギターと共に燃やされる。「キャリアのある時点で、自分とカメラの関係は逆転する。一定の期間は、君がそれを求めるし必要とするんだけど、最終的にはそれが君を必要とするわけ。それは、恋愛に少し似ていてね」。こうジョージ・マイケルは、米ロサンゼルス・タイムズ紙に語っていた。「それが起きた瞬間に、君はうんざりするんだ。」

エルトン・ジョン feat.ジョージ・マイケル『ドント・レット・ザ・サン・ゴー・ダウン・オン・ミー』(1991年)
(原題:Elton John feat. George Michael, ’Don’t Let the Sun Go Down on ME’)


エルトン・ジョンのオリジナル・バージョンの『ドント・レット・ザ・サン・ゴー・ダウン・オン・ミー』がリリースされてから16年後に、エルトンがジョージ・マイケルのアリーナ公演に飛び入り参加し、このバラードのデュエットが実現した。二人がこの曲でデュエットしたのはこの時が初めてはなく、初デュエットは85年のライヴ・エイドで果たしていた。しかし、この91年のデュエットこそが、米国と英国でのナンバーワンの獲得とグラミー賞のノミネートをもたらすきっかけとなったパフォーマンスだ。この曲の莫大な収益は、エイズ、教育、子供たちのためのチャリティに寄付された。
Translation by Miori Aien

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