ジョージ・マイケルの必聴20曲

By Christopher R. Weingarten, Jason Heller, Jerry Portwood, Jon Freeman, Brittany Spanos, Kory Grow, Ma
ジョージ・マイケルの必聴20曲を振り返る。(Photo by Jim Steinfeldt/Michael Ochs Archives/Getty Images)

『フェイス』(1987年)
(原題:’Faith’)


ワム!解散の1年後、ジョージ・マイケルのその後を予想することは不可能だった。24歳の彼は、そのキャリアの中で最も印象的な不朽のヒット曲『フェイス』をタイトルとした名アルバムをリリースした。自ら作曲、プロデュース、アレンジメントを手掛けた『フェイス』でジョージ・マイケルは、ボ・ディドリーから影響を受けたビートと、エルヴィス・プレスリーを思わせる震えるヴォーカルで、ロックンロールの伝統に挑んでいる。ポップスター、ジョージ・マイケルにとって重要な同曲は、88年のベスト・セリング・シングルに輝いた。

『ファーザー・フィギュア』(1988年)
(原題:’Father Figure’)


アルバム『フェイス』に収録されたこのシングルは、ミッドテンポのダンス曲になる予定だったという。しかし、スネアドラムのサウンドが弱まるという、スタジオでの偶然の出来事が「曲全体の雰囲気を完全に変えた」と、ジョージ・マイケルは後に語っていた。「突然、夢見心地な感じになったんだ」。そして彼は、最愛の人に対する行動を改めることを約束するこの曲を、実際に夢見心地な一曲に仕上げた。ジョージ・マイケルは『ファーザー・フィギュア』について、「アルバムの中で一番オリジナルなサウンドがする曲」と話していた。

『ワン・モア・トライ』(1988年)
(原題:’One More Try’)


『フェイス』の収録曲の中で、ジョージ・マイケルによる最もオーガニックなヴォーカル・パフォーマンスが披露されたのは、結婚することをひどく恐れる人が書いたゴスペル曲の雰囲気を感じさせるこのバラードだ。88年の晩春に、全米シングルチャートと全米ブラック・シングル・チャートで首位に輝いた『ワン・モア・トライ』は、年上の相手との恋で悲惨な目にあいながらも、まだその相手に惹かれている人物の視点から書かれた一曲である。曲の始まりの弱気なヴォーカルからサビで放たれる傷ついた物悲しいヴォーカルまで、ジョージ・マイケルが見せる慎重なヴォーカル・コントロールは、リスナーにその胸が張り裂ける出来事を身近に感じさせる。
Translation by Miori Aien

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