ジョージ・マイケルの必聴20曲

By Christopher R. Weingarten, Jason Heller, Jerry Portwood, Jon Freeman, Brittany Spanos, Kory Grow, Ma
ジョージ・マイケルの必聴20曲を振り返る。(Photo by Jim Steinfeldt/Michael Ochs Archives/Getty Images)

ア・ディファレント・コーナー(1986年)
(原題:’A Different Corner’)


『ケアレス・ウィスパー』での成功後、ジョージ・マイケルは86年に再びこの極めて優美なバラード『ア・ディファレント・コーナー』で、ソロ・キャリアに対する世間の反応を確かめた。『ア・ディファレント・コーナー』は、ワム!の通算3枚目のアルバムでありラスト・アルバムの『ザ・エッジ・オブ・ヘブン』のクール・サイドに収録されている。一人のアーティストが作曲、プロデュース、アレンジメントを手掛け、そして実際にパフォーマンスした曲として、英国で初めてナンバーワンを獲得し、また米国ではトップ10入りを果たした。そして、そのわずか1年後には、ジョージ・マイケルはソロ・アーティストとして大スターの座を獲得していた。英BBC Oneの特番で彼は、この曲が傷ついた「心を持ったある男のサウンド」だと語っていた。「僕は19歳だったんだ。耳にした中で一番の批評は、"美しく、感傷的で、美しい"っていう、友達の言葉だね。」

アレサ・フランクリン&ジョージ・マイケル『愛のおとずれ』(1987年)
(原題:Aretha Franklin and George Michael, ’I Knew You Were Waiting (For Me)’)


『愛のおとずれ』のMVには、ソウルミュージック史上最高峰のデュオといわれるマーヴィン・ゲイとタミー・テレルの二人が登場する。ジョージ・マイケルにとって、この87年のアレサ・フランクリンとのデュエット曲は3曲目のソロ・シングルで、クイーン・オブ・ソウルと新進気鋭な彼女の崇拝者が、何も描かれていないキャンバスの上にそれぞれのヴォーカルを融合させている。ジョージ・マイケルは、優美に根性、才能、そして謙虚さを持ち合わせていることをアレサ・フランクリンの真横で証明した。「(フランクリンと歌うことは)不安だった」。こうジョージ・マイケルは、『自伝 裸のジョージ・マイケル』に綴っていた。「アレサが、曲中でメロディーを飾り立てるわけだけど、それは良いサウンドに聴こえるんだ。でも、コントロールすることも必要だった。...僕はシンプルに役になりきろうとした。それは、彼女がやってのけたことに比べるとかなり地味だった」。『愛のおとずれ』でジョージ・マイケルは、初のグラミー賞を受賞し、トップを目指すソウル・シンガーであることをはっきりと示した。

『アイ・ウォント・ユア・セックス』(1987年)
(原題:’I Want Your Sex’)


世界が初めてリスクを顧みないアーティストとなったジョージ・マイケルを味わった『アイ・ウォント・ユア・セックス』は、実際には一途な恋を歌った曲だった。「メディアは、信じられないことに愛とセックスを分けたんだ」。こうジョージ・マイケルは、ソロ・デビュー・アルバム『フェイス』からのファースト・シングルが引き起こした論争について語っていた。「エイズ予防キャンペーンが強調してきたのは、安全なセックス。だけど、交際については触れていないんだよね。感情についても触れていないし。それに一途な恋についてもね。『アイ・ウォント・ユア・セックス』は、恋愛の中での性欲について歌ったものなんだ。誰でも構わないというものではなくてね」。米国の多くのラジオ局が拒絶し、英BBCが日中にオンエアすることを禁じたにもかかわらず、この情熱的でキャッチーな曲は米国と英国でトップ5入りを果たした。
Translation by Miori Aien

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