ジョージ・マイケルの必聴20曲

By Christopher R. Weingarten, Jason Heller, Jerry Portwood, Jon Freeman, Brittany Spanos, Kory Grow, Ma
ジョージ・マイケルの必聴20曲を振り返る。(Photo by Jim Steinfeldt/Michael Ochs Archives/Getty Images)

ワム!『エヴリシング・シー・ウォンツ(恋のかけひき)』(1984年)
(原題:Wham!, ’Everything She Wants’)


『エヴリシング・シー・ウォンツ(恋のかけひき)』は、全てが控えめだ。典型的な陽気で洗礼されたファンク・ナンバーは、ワム!のデビュー・アルバム『メイク・イット・ビッグ』からの3曲目のヒット曲だ。ジョージ・マイケルは、卓越したソウル・シンガーとしてハットトリックを決めただけでなく、ソングライターとしての才能が単なるまぐれではないことを証明してみせた。「彼は、バースやコーラスから曲を作りあげていくことがしょっちゅうだった。それから、それを日ごとに組み立てていってね」。こうジョージ・マイケルのエンジニアであったクリス・ポーターが、86年にローリングストーン誌に語っていた。クリス・ポーターはまた、「お粗末な自宅で作ったデモテープの断片が『エヴリシング・シー・ウォンツ(恋のかけひき)』の元だった」と話していた。「およそ4日間かけて、それに手を加えて完成させたってわけ」。ジョージ・マイケルのベッドルーム・ポップ的なプロセスによって、じわじわと込み上げてくる正義への嘆願に不気味な親密さが添えられ、ニュー・ロマンティックのシンセサイザーの輝きと『スリラー』の後のR&Bが滑らかに融合している。そして、メロディアスで深い感情が込められたソロ作品が、この後に世に解き放たれることが、密かでありながら自信ありげにほのめかされていた。

ワム!『ラスト・クリスマス』(1985年)
(原題:Wham!, ’Last Christmas’)


モダンなポップ・ヒットがクリスマスの定番曲に仲間入りすることは珍しいが、後のマライア・キャリーと共にワム!は、ホリデーシーズンの失恋曲『ラスト・クリスマス』で見事に仲間入りを果たした。ほろ苦いこの曲は、クリスマスソングの名曲、そして実際にナンバーワンは達成できなかったものの、英国で最も売れたシングルの一つとなった。これまでに、ジミー・イート・ワールド、ヒラリー・ダフ、アリアナ・グランデ、テイラー・スウィフト、アヴリル・ラヴィーン、カーリー・レイ・ジェプセンといった、さまざまなアーティストがカヴァーしている。

ワム!『エッジ・オブ・ヘヴン』(1986年)
(原題:Wham!, ’The Edge of Heaven’)


ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーがワム!の解散を発表した86年の春にリリースされた、アップビートなモータウン・スタイルのダンス曲『エッジ・オブ・ヘヴン』は、ワム!のラスト・シングルとなった。ジョージ・マイケルは、一週間の「激しく良いセックス」からインスピレーションを得たと話していた。「意図的、そしてあからさまにセクシュアルなもの書くことにしたんだ。特に最初のバース、"僕は君を傷つけないよ。君が傷つけてほしいっていうなら別だけど"はね」。ワム!は、86年6月28日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催されたラスト・コンサートで、7万2000人の観客を前に『エッジ・オブ・ヘヴン』を披露した。
Translation by Miori Aien

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