マリリン・マンソン『アンチクライスト・スーパースター』:衝撃的な10の逸話

By Ryan Reed
断眠からトイレでの貪るようなセックスまで、マリリン・マンソンの『アンチクライスト・スーパースター』にまつわる逸話の数々(Brian Rasic)

2.常軌を逸した量のドラッグでも満足せず、断眠や自傷行為で極限状態を保とうとした

「過去5年間で見た夢の内容を記すようになった俺は、更なるインスピレーションを求めて、自身の潜在意識をより深く掘り下げたいと考えるようになった」マンソンはMTV Headbangers Ballにそう語っている。「断眠、自傷行為、違法ドラッグ、通常なら肉体が拒絶するようなものを、俺たちは意図的に実践していった」

「マスターベーションとハードコアポルノ、そして断眠は俺を生まれ変わらせた」マンソンはケラング!誌にそう語っている。「メタンフェタミンをやって4日間断眠した時に、『アンチクライスト・スーパースター」の曲を書き始めたんだ」

3.ドラッグへの依存に歯止めがきかなくなったメンバーたちは、退廃的な生活を謳歌するようになる。そしてトイレットペーパーの芯の斬新な使い方を発明する。

「あの頃の俺たちのライフスタイルは極めてデカダンだった」彼はSpin誌にそう語っている。「彼(トレント・レズナー)はそんな俺たちに愛想を尽かしたんだと思う。俺は朝7時に寝て夕方の4時に起き、一日中酒かドラッグをやってた。最高に笑える映像が残ってるんだ。金髪のカツラとバーガーキングの王冠、それにペニスに被せたトイレットペーパーの芯以外は何も身につけていない俺が、大通りを白昼堂々歩いてるんだよ。俺に言わせればあれは真のロックンロールだ。だから俺は今でもあの場を訪れることをまったく躊躇したりしない」

4.マリリン・マンソンのショーで客席からバラの花が投げ込まれることはない。しかし「デッド・トゥ・ザ・ワールド」ツアー時に、ステージ上でマンソンが受け取ったのはサソリだった。

「ワイルドだった今夜のオーディエンスは、劇場の最前席のシートをすべて剥ぎ取り、大きな布でツイッギーを覆い隠した」ローリングストーン誌のニール・ストラウスは、混沌としたステージをそう描写した。「最前列の体格のいい少年はマンソンに喧嘩をふっかけようとしていた。ステージに火の点いたタバコが投げ込まれた時、マンソンはぎょっとした様子でのけぞった。終演後、マンソンはタバコをM-80の花火だと勘違いしたことを認めている。またショーの前半には、マンソンが恐れる数少ないもののひとつである、サソリが客席から投げ込まれた」

5.バンドのドラッグ依存が極限状態にあった頃、スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンは誤って乾燥したシーモンキーを吸引した

「シーモンキーは海に生息してるノミのような生き物だ」その奇妙な事件について、マンソンはSelect誌にこう語っている。「水槽から出して放置しておくと、乾燥して粉っぽくなっていくんだ。その状態で何年も放置しておいても、水に浸けると息を吹き返すんだよ。ビリーはそれをコカインだと勘違いして吸っちまったんだ。その後数年間、彼の鼻腔にはシーモンキーが住みついたってわけさ。ションベンと一緒にちっちゃなエビが出てきたら驚くだろうな」

『The Long Hard Road Out of Hell』で、マンソンは「40代の胸の垂れ下がった娼婦ども」と「歯の矯正器具をつけた滑稽な色黒の少女たち」に同じことをさせたと綴っている。「彼女たちをツアーバスに乗せて、シーモンキーを吸わせた。白い粉の横に小さなスプーンが置いてあったら、それをコカインだと思うのが普通だ」彼はそう記している。「彼女たちは真実を知った上で自ら吸った。俺はその小さな生き物が彼らの体の中で1年間生き続けることを教えた上で、飼い方マニュアルを読んで聞かせてやった。血管の中で塩水エビを飼っているなんて最高にクールだし、未知の快感がもたらされるかもしれないと俺は語ってやった」
Translation by Masaaki Yoshida

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