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映画で見るカート・コバーン:その生涯を描いた映像作品の数々

DANIEL KREPS | 2017/01/04 15:00

| ニューヨークのソニー・スタジオで行われた『MTVアンプラグド』の公開収録現場でのカート・コバーン 1993年11月18日 Frank Micelotta/Gettyimages |


『Hype!』 (1996年)


シアトルを中心としたグランジの熱狂を描いたドキュメンタリーの決定版と言える、ダグ・プレイが監督を務めた本作には、マッドハニー、パール・ジャム、タッド、スクリーミング・トゥリーズ、サウンドガーデンらのインタビューだけでなく、ニルヴァーナの貴重なアーカイヴ映像が収録されている。本作では『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』が初披露された、1991年4月にシアトルで行われた彼らのライブ映像を目にすることができる。また本作では、サブ・ポップの専属プロデューサーであるジャック・エンディーノが、メルヴィンズから紹介されたアバディーン出身の無名バンドが『ブリーチ』を発表するに至った経緯について語っている。


『Kurt & Courtney』 (1998年)


正式な許可なく公開された悪名高い本作は、カート・コバーンを殺したのはコートニー・ラブとする説を世に広めた。『シリアル・キラー アイリーン「モンスター」と呼ばれた女』で知られるニック・ブルームフィールドが監督を務めた本作は、カート・コバーンとホールのフロントウーマンであるコートニー・ラブの波乱に満ちた関係を描いている。ブルームフィールド本人はコバーンの死は自殺によるものだと認識しているものの、本作にはラブから5万ドルでコバーン殺害を依頼されたと主張しているパンクロッカー、エル・デュースのインタビューが収録されている。

ラブ側の主張を受ける形で、本作の大規模な劇場公開は差し止められた。(1998年のサンダンス映画祭で予定されていた同作のプレミア上映も中止となった)しかし本作は、「カートはコートニーに殺された」と主張するファンによるビデオがYoutube上に溢れ返る状況を作り出した。

Translation by Masaaki Yoshida

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