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プロレスと格闘ゲームの申し子、ケニー・オメガが世界を制する

TAKURO UENO | 2016/12/30 13:00

| バレット・クラブの仲間とともにG1 CLIMAX優勝を祝うケニー・オメガ(C)新日本プロレス |


俺のスタイルはすごくフィジカルで、他のレスラーに比べてダイナミックだ

―この一年で中邑、棚橋、オカダ、後藤、内藤から勝利を飾り、どれもクオリティの高い試合を見せることができたと思うんですけど、クオリティという部分でケニーさんが大事にしていることは何でしょうか?

ケニー:世界のプロレスファンの大半はWWEがナンバーワンだと思ってるだろ? だから他の団体にあまり興味がない。ゴシップではなく「試合」で注目してもらうには、WWEの5倍くらい強烈なパフォーマンスをしないとニュースにならない。だから自分は新日本のベストバウト、その日の興行のベストバウトみたいなのにはまったく満足できないんだ。世界中で繰り広げられている試合の中でベストバウトを目指したいから。


(C)新日本プロレス

―試合が終わると映像とかで振り返りながら反省点をチェックする人もいると思いますし、細かいことは気にせず感覚的に試合を捉えてる人もいると思うんですが、ケニーさんはどちらのタイプなんですか?

ケニー:最近はあまり考えないようにしてる。会場の空気や対戦相手の呼吸を感じながら、試合に取り組むことが多い。俺の試合には「定型」がないんだ。つまり、「これをやっておけば、絶対にいい試合になる」という決まりごとがない。毎回シチュエーションに合わせて試合をする。例えば、ジョン・シナとか棚橋には公式があるよね。でも自分はそういうタイプのレスラーではないし、意識的にそうならないようにしている。

―今話してくれたことを念頭に置いてケニーが選ぶ2016年の私的ベストバウトは?

ケニー:G1 CLIMAXの内藤戦と後藤戦、あとは大阪城ホールのラダーマッチかな。

―自分でも想像しなかったようなベストな試合ができた時、どういう気持ちになりますか?

ケニー:安心、かな。俺のプロレスのスタイルはすごくフィジカルで、他のレスラーに比べてダイナミックだと思う。持ちうるエネルギーやクリエイティブなアイデアを全部出しきって、お客さんが喜んでくれれば、自分も少し嬉しいし、安心した気持ちになれる。

―自分のエゴを満たすための試合ではないということ?

ケニー:ああ。今はプロレスの世界を変えたいっていうのが第一にある。新日本のいつもの"流れ"でチャンピオンが入れ替わっていくのではなく、ファンが俺の新しいスタイルを常に求めてるような、そういう状況になったら最高だね。

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