SUGIZOが語る、デヴィッド・ボウイから受けた影響とフェイバリットソング5選

By RollingStone Japan 編集部
David Bowie:Striped bodysuit for the Aladdin Sane tour, 1973. Design by Kansai Yamamoto. Photograph by Masayoshi Sukita© Sukita / The David Bowie Archive  SUGIZO:Photo by Yoshika Horita 
2017年1月8日から3カ月間にわたり、天王洲にてデヴィッド・ボウイの大回顧展『DAVID BOWIE is』が開催される。スーパースター、デヴィッド・ボウイのすべてを300点以上の貴重な作品や衣装、音楽と映像で完全マスターするという、マニアには垂涎モノのイベントだ。

デヴィッド・ボウイのマニアといえば、日本の音楽シーンにも数多く存在しているが、中でも小誌最新号(2017 Winter)にインタヴューが掲載されているSUGIZOは特に熱心なファンとして有名。ボウイとSUGIZOの出会いは、大ヒットソング『レッツ・ダンス』だったという。彼が中学1年の頃、ラジオから流れるこの曲にハートを撃ち抜かれた。

「坂本龍一さんが当時NHKFMでやっていた【サウンド・ストリート】という番組があって、そこで初めて聴いたんです。当時僕はすでにYMOとJAPANのファンで、坂本さんが『戦場のメリークリスマス』でデヴィッド・ボウイと共演した流れで、ラジオで『レッツ・ダンス』を紹介していた。その頃、僕は中学1年生の3学期でした」

当時のことを鮮明に覚えているようで、30年以上前の話をまるでつい最近のことかのように話す。そこまでのめり込むほどにSUGIZO少年を突き動かしたものとは何だったのだろう。あらためて、デヴィッド・ボウイの魅力について聞いてみた。

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アルバム『アースリング』のジャケットで着用されているユニオン・ジャック柄コートは、アレキサンダー・マックイーンのデザインによるもの。2016年12月23, 24日に行われたLUNA SEAのさいたまスーパーアリーナ公演でSUGIZOは同デザインのものを着用した。©Eikon / G.Perticoni

「本当にキリがないんですけど、まず音楽に対しての信じられないくらい貪欲な姿勢、その時々の最も刺激的なものを的確に察知して取り入れるそのセンス。命尽きるまで新しいことを追求した、そのアティテュードが一番でしょう。あと当然のことながら、魅せ方も素晴らしい。おそらくミュージシャンで初めて身体をツールとしてパフォーマンスをした人なんですよね。それ以前のミュージシャンは演奏するだけで、シンガーは歌うだけだったから。世の中では"ヴィジュアル系の元祖だ"とかも言われているけど、それは僕からしたら非常に疑問です。なぜボウイが化粧をしたのかというと、それはステージで舞踏をやっていたからなんですよ。パントマイムやコンテンポラリーダンスをロックンロールに取り入れた第一人者で、ボウイのメイクというのは美しく見せるためのものではなくて、バレエダンサーやパントマイムのアーティストがメイクするのと同等な理由だったはず。ステージで表現するためのひとつのツールという考え方ですね。当然ファッションもそうです。ボウイはもともと芸術家になりたかった人なんでしょうね、あの衣装はステージ芸術の一環なんですよね。更にもうひとつ。つねにジャーナリズムを忘れていなかったところ。社会を鋭角に、冷静に斬る物の見方ができる人。揺るぎない自分の意志があって、自分の言葉がある。そういった彼のすべてに僕はものすごく影響を受けています」
Text by Rika Suzuki (RSJ)

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