ノエル・ギャラガーが選ぶ、ボウイのお気に入り楽曲5選

By Simon Vozick-Levinson
大のデヴィッド・ボウイファンであるオアシスの元ギタリスト、ノエル・ギャラガーが、『ヒーロズ』から『ブラックスター』まで、ボウイのお気に入り楽曲を紹介する(photo by: Nick Pickles/Gettyimages)
オアシスのノエル・ギャラガーは、ボウイの死から数日後、ローリングストーン誌に電話で、彼のお気に入りのボウイ楽曲5曲を教えてくれた。

2016年1月10日(現地時間)、ノエル・ギャラガーは悪いニュースで目を覚ました。「突然妻が泣きながらベッドルームに突入してきたから、俺はてっきり、うちの子供のうちの誰かが死んだのかと思ったんだ」と彼は語った。「妻がこう言ってきた。『デヴィッド・ボウイが死んだ』って。『ふざけんなよ』って感じだったよ」オアシスの元ギタリスト兼ボーカル(そしてボウイの大ファン)で、昨年7月から米国ツアーが始まっていたギャラガーは、ボウイの死から数日後、ローリングストーン誌に電話で、彼のお気に入りのボウイ楽曲5曲を教えてくれた。「彼の死を嘆くよりも、彼の生きざまを称えよう」とギャラガーは話す。「全ての物事は過ぎ去っていく。それが全てだ」

ギャラガーは、ボウイの音楽が長年にわたり、刺激を与えてきた方法を振り返る機会を得た。「彼は恐れることを知らない。それが、彼について覚えていることの1つだ。彼の芸術にしても、常に前に進んでいる」と、ギャラガーは語る。「例えば、その日(2013年1月)目が覚めて、ラジオから『ホエア・アー・ウィ・ナウ?』が流れる。そして『ああ、デヴィッド・ボウイの新しい奇妙な曲だな。俺は好きだね。素晴らしいよ』みたいなことを思う。それからアルバム(『ザ・ネクスト・デイ』)が発売され、それがまたマジでスタジアム・ロックなんだ!そして俺は『おいおい、最高じゃないか』って思う。それから、また別のアルバム(『ブラックスター』)を聴いて『俺たちは、こんなとっつきやすいアルバムを立て続けに買うのか?』と思う。だけど、俺たちはこの奇妙な黒いアルバムを買うんだ。そして、その後彼が亡くなり、そして家で彼のアルバムを聴いてこう思うんだ。『ちきしょうめ、最高じゃないか』って」

『イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・モーニング』
(原題:"In the Heat of the Morning")


これは全く世に知られていない曲だ。この曲を知っているという人に会ったことはないが、マジで最高な曲なんだ。初めて聴いたのは、セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズが、この曲を演奏していたときだ。もう随分昔のことだよ。俺が「何の曲なんだ?」と聞くと、彼は「デヴィッド・ボウイだよ」と答えた。世間の人たちは、ボウイの外見や容姿、あるいはペルソナについて話すが、彼がスコット・ウォーカー的な曲を書いていたことは、ほとんど知られていない。この曲は、まさに60年代のブリットポップだ。鮮やかに作られた、オルガンのサウンドも最高だよ。是非聴くべき1曲だね。

この間『イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・モーニング』を聴いていて、突然、自分が長年にわたってこの曲の断片を使っていたことに気づいたんだ!(「歌詞のどの部分?」という質問に対し)それは教えられないね!
Translation by Yuka Ueki

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