I.W.G.Pのモデルとなった、HIP HOPアーティストHOKTが語る壮絶の半生(前編)

By Joe Yokomizo
HIP HOPアーティストHOKTが語る壮絶の半生(前編)

―・・・。

そのバンドをやってる時に、札幌でクリームソーダ(ロックファッション・ブランド。店員たちが組んだブラック・キャッツ※やMAGIC、BLUE ANGELというバンドも含めて一大ムーブメントとなった)のブームがまた来ていて。クリームソーダナイトっていうイベントがあったんです。北海道のイケてるロカビリーバンドを集めましょうっていう。苫小牧代表でその伝説のイベントに出ることになったんですよ。
実は俺、小学校5年生の時に『原宿ゴールドラッシュ』っていう映画を親父の付き合いで見に行って。森永博志さんが原作を書いた、ピンクドラゴンの社長(山崎眞行氏)や仲間の物語。北海道から上京して、東京で一攫千金を狙い、カルチャーを作り、夢を掴んだストーリーなんですけど、それが実はクリームソーダ、ピンクドラゴンの話で。小5の時は何も知らないでこの映画を見たんですけど。自分がロカビリーにハマっていくうちにその内容や親父との思い出がフラッシュバックしてきて・・・。
クリームソーダナイトで演奏してる時、奥のソファーにピングドラゴンの社長やスタッフ、映画になった人たちがみんな来てるのがわかった。本物が近くにいる! みたいなね(笑) そうしたら、演奏後に俺が呼ばれたんです。"やべえ、なんか悪いことしたかな?"って思いながら行ったら、社長とバンさん(伴晋作氏)が"いいね! 君いいよ。渋谷きちゃう?"って。"え? 俺ですか? ピンクドラゴン? 行きます!"みたいな(笑)。即答ですよね。夢のピンクドラゴンで働ける!! 今でもドキドキしてたのを覚えてる。
半年近く、札幌のクリームソーダでインターンをやって、そっから東京に上京して原宿で働き始めたんです。

※ブラック・キャッツ
1981年にクリームソーダの店員たちで結成したロカビリーバンド。ジョニーサンダースがファンを公言している。クラッシュのメンバーは全員がファンでファンクラブに入会していたほど。

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