I.W.G.Pのモデルとなった、HIP HOPアーティストHOKTが語る壮絶の半生(前編)

By Joe Yokomizo
HIP HOPアーティストHOKTが語る壮絶の半生(前編)

―そこからHIP HOPはどういう風に?

その時代はまだHIP HOPは好きじゃなかったですね。メロディが無いし、お笑いみたいに感じてたから。高校にはなんとか入学したんだけど、いろいろあってすぐ退学になるんですよ(笑)。親がカナダの高校に留学してみようかとかいろいろ考えてくれたり、選択もあったんだけど、"カナダは遠いなー。やだなぁ"みたいなさ。

最終的に札幌市の横にある苫小牧市の親戚に預けられて。そこでガソリンスタンドでバイトしながら、"バンドやりたいなぁ"と思って・・・で、楽器屋さんに行ったらメンバー募集が貼ってあった。その中の1つにドラム募集があって。電話したら"スタジオに1回来てよ"みたいになってさ。スタジオ行ったらロカビリーバンドだったんです。STRAY CATSとか好きだったから、新たな挑戦にドキドキしてた。しかもメンバーは当時24〜6歳で、僕が16歳。バンドのメンバーに合格してライヴとかしていくんですけど、何せ16歳でしょ。血気盛んで、LIFEもロカビリーじゃなきゃダメだ(笑)とか思って、ガソリンスタンドでバイトしたお金で、シェードランプを買い、60年代のマグカップを買い、部屋とかカッコつけて。レコードを集めて・・・ウッドベースまで買って。

その頃、結構目立ってた俺たちはある時、暴走族と喧嘩になるわけですよ。見た目や髪型はそんなに大差がないじゃないですか(笑)喧嘩が終わって数日後、ケツ持ちのヤクザが出てきちゃって、面倒くさいことになっちゃて。バンドのメンバーがやられたり、仲間がさらわれたりさ。俺も家、襲われて(笑)。
それが16歳の時。

―マジですか?

ある日の夕方に、家でテレビを見てたんですよ。俺の当時の彼女と、友達も2人いて。そしたらいきなりガチャーン! って、リビングの窓ガラスが割れて、なんだ!? と思ったら迷彩服のヤクザがわーっと入ってきて、ゴルフパッドやバットでバンバン叩かれて(笑) すぐ彼女に布団をかけて、必死で守ったんですけど、俺はボコボコ。ものの10分くらいだったと思うけど、彼女以外はみんな血だらけだし、友達は気絶。家もボロボロ、もちろん楽器もですよね。ドラムもウッドベースも全部ボロボロ(笑)それからトラウマで、もう1階から3階までの低層階には住めないんですけど(苦笑)。


中学時代のHOKT

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