I.W.G.Pのモデルとなった、HIP HOPアーティストHOKTが語る壮絶の半生(前編)

By Joe Yokomizo
HIP HOPアーティストHOKTが語る壮絶の半生(前編)

―バンドで?

バンドで。その時はTHE MODS、ZIGGY、ジュンスカ、THE POGO、トイ・ドールズ、KATZEとかのコピーバンドでした。Xやブルーハーツも好きだった。その最初のステージでの感覚が忘れられなくて。スポットライト、汗、辛いのにハイハットを叩いて、リズムを刻む自分。俺たちのライヴを観て同級生たちが喜んでる。それからです。本当にミュージシャンになりたいって夢ができたのは。夢は見つけた、でも、金も無いし楽器も買えないからどうしようって。どうしたらいいのかって考えたら、なぜか、吹奏楽部しかねえだろって(笑)。ただ、俺、ヤンキーだったから(笑)。吹奏楽は恥ずかしかったけど、ドラムの練習をすることには変えられなかった。

―吹奏楽部なら合法的に楽器が弾けますもんね(笑)。

そう。ドラム叩ける。ギターもベースも触れるし、それで吹奏楽部にとりあえず入って。もちろん名前だけ(笑)。 早く行って、部活の前にバンドの練習をするんです。そして部活始まるとバックレる(笑)。吹奏楽部ではドラムをやりながら、ベースの音が好きだったんで、チューバを覚えました。あの音色が好きで。チューバをちょっと覚えながらドラムの練習をして。ある時、友達の車庫でバンドの練習するのにアンプがなくて、持ってないもんだから吹奏楽部からパクっちゃって(笑)。音楽室の窓の鍵を開けといて、何人かで夜に忍び込んで。"あったあった! フェンダーだ! ありがとうございまーす!"なんつって盗んでね。次の日、大問題になって。"やったのは誰だ!"って。だいたい各クラスでそんなことやるヤツは決まってますから、まぁバレますよね。しかも親も"家にこんなのあるんだけど、なんなのこれ?"みたいな(笑)。

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