ガンズ・アンド・ローゼズ、最低で最高なミュージックビデオ格付け

By Gavin Edwards
(Photo by Jack Lue/Michael Ochs Archives/Getty Images)

11 『シンス・アイ・ドント・ハヴ・ユー』


アルバム『スパゲッティ・インシデント?』に収録された曲の中で、ビデオクリップの撮影が行われたのは、58年リリースのドゥーワップ・ナンバーのカヴァー曲『シンス・アイ・ドント・ハヴ・ユー』のみであった。そして、このビデオクリップは、マッケイガンとスラッシュが撮影に参加した最後のクリップとなった。さらに、このビデオクリップには奇妙にも有名俳優のゲイリー・オールドマンが(髪の毛が逆立ち、肌を赤く塗った)悪魔風のいで立ちで登場し、笑いながらアクセル・ローズの車を崖から突き落としている(ちなみに同じ年、ゲイリー・オールドマンは『トゥルー・ロマンス』と『蜘蛛女』にも出演していた)。ビデオの中で、ローズは拷問を受け、火をつけられ、溺れさせられている一方で、他のバンドメンバーはビーチで魅力的なオイルを塗った女性と楽しんでいる。

意味不明な場面:
ロースが縄で縛られ、猿ぐつわをかまされながら、落ち着いた表情で自分を見つめ直している。

10 『イッツ・ソー・イージー』


ガンズ・アンド・ローゼズがボリューム感満載のヘアスタイルを採用していた時代のビデオクリップだ。ガンズがキャットハウス(MTVのビデオ・ジョッキー、リキ・ラットマンが所有するハリウッドのクラブ)で『アペタイト・フォー・ディストラクション』の曲を演奏している映像に、バンドの初期の写真が大量に盛り込まれている。このミュージックビデオに関しては、デヴィッド・ボウイ(スラッシュの母親と随分前にデートをしていた)がこのビデオの撮影現場に現れた時、アクセルはボウイが自分のガールフレンド、エリン・エヴァリーに手を出していると思い、ロックのレジェンドを殴ってしまったという逸話が残っている。87年に撮影された、荒削りではあるものの、エネルギーに溢れたこのビデオは、ガンズ・アンド・ローゼズにとって初のプロモーション・クリップになるはずであったが、10年まで公開されなかった。

意味不明な場面:
ローズが割れた鏡をじっと見つめている。

9 『イエスタデイズ』


正当な評価を得ていないこのミドルテンポのロックナンバーのビデオには、モノトーンが採用されている。他に誰もいない倉庫で力の限り演奏している映像に過去の映像が加えられている(過去を振り返る行為を批判する歌詞とは正反対)。スラッシュは跳ね回り、ローズのカリスマ性が絶頂に達している時の映像だ。事実上、箸休め的なビデオであり、『ユーズ・ユア・イリュージョン』の他のビデオに見られるヴィジュアルの派手さが欠けている。そのため、このビデオを記憶している人は少ない。

意味不明な場面:
脱退していたイジー・ストラドリンとスティーヴン・アドラーが現れている。

8 『ノーヴェンバ―・レイン』


92年の時点で、約150万ドルという最も多くの製作費を投じたミュージックビデオがこの作品であった。開始15秒前後に思い切った演出があり、そのまま9分間続く。それでは、このミュージックビデオのストーリーを追っていこう。まず、ローズがステファニー・シーモア(美脚を自慢するためにデザインされたようなウェディングドレスを着ている)と結婚する。新郎の付添人を務めるスラッシュはニューメキシコ州の砂漠に向かい、ギターソロを披露する。披露宴の最中に雨が降り出し、出席者は屋根目がけて一目散に走り出す。この時、あるゲストはウェディングケーキに体当たりしてしまう。そして、シーモアが死ぬ(理由はよくわからない。雨に濡れたから?)。スラッシュがシーモアの葬式に現れる。スラッシュはシャツのボタンを留める気はなく、へそまで見えている。

意味不明な場面:
マドンナが背中に描かれたレザージャケットを着て、ローズが独身最後のパーティーに出席している。
Translation by Kensaku Onishi

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