1991年のWWEサバイバー・シリーズはアメリカのプロレスをどう変えたのか

By Chris Illuminati
プロレス界と二人のレスラーのキャリアを変えた1991年WWEサバイバー・シリーズを振り返る

最終的にジャネッティはWWEへの復帰を果たし、元ロッカーズの二人は1993年に開催された試合の中で対戦した。ジャネッティは前パートナーを下し、インターコンチネンタル王座を奪取したものの、1か月もたたないうちに、ショーンの新しいボディーガードとしてデビューを飾ったディーゼルの妨害により、タイトルを奪われた。

一方、アンダーテイカーは、サバイバー・シリーズの6日後の火曜、テキサスにおいて、ハルク・ホーガンと再び対戦した。ホーガンはベルトを再び取り戻した。試合中のリック・フレアの介入はあったものの、アンダーテイカーはヘビー級王座のタイトルを手放すこととなったのだ。

わずか一週間にも満たないタイトル。2メートルを超える死者の出現に観客は衝撃を受け、沈黙した。そして、プロレス界の墓穴人の登場を知らせる、初めての死者の鐘に観客は歓声を上げた。マクマホンにとって、アンダーテイカーをベビーフェイスに戻すという選択肢は、もはやなかった。



2010年3月28日開催のレッスルマニア26メインイベントで、ショーン・マイケルズはキャリアにおける最後の試合として、アンダーテイカーと対戦した。連勝記録VSキャリアと銘打ち、二人は互いの必殺技で応戦、ピンフォールが決まる頃にはおよそ30分もの時間が経過していた。プロレスの天才アンダーテイカーはついに、必殺技のパイルドライバーによって相手の動きを封じ、ハートブレイカー・キッドを倒したのだ。そして、レッスルマニアでの連勝記録も継続させた。

この対戦後、両者は握手し抱き合った。アンダーテイカーはロッカールームに消え、ショーン・マイケルズをリングに一人残し、このショーの幕は閉じた。

翌日夜、WWEのTVショー『ロウ』の中で、マイケルズは感動的な引退スピーチを行った。引退に向かう花道の途中で、リングアナウンサーは観衆に向かって最後の言葉を発した。「ショーン・マイケルズが会場を後にします」。


Translation by Ayako Hayashi

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