マイケル・ムーア、大統領選直前に"トランプ勝利"を予言:「トランプ支持者は合法的なテロリストだ」

By Jason Newman
「共和党候補のトランプは小児性愛者と同等に扱うべきで、大統領選挙では白人の特権が行使された」と映画『トランプランド』の監督が語る

ーでも彼にはまだ数千万人の支持者がいます。

まず、共和党がこれからどうなるかもわからない。この状況から何かよい方向へ向かうかもしれない。明らかに、多種多様な政治思想が広がっているアメリカは、2大政党では網羅しきれない。わずか3400万人のカナダですら5つの政党で運営している。アメリカも人々の声を十分に反映するための新しいシステムが必要である。そうすれば投票率も上がるだろう。

しかし、トランプが乱入してきて共和党を破壊したのはまた別の話だ。彼は共和党がこの30年間掲げてきた信念の延長にすぎない。遺伝子プールが枯渇してついにトランプという生きものが登場するSF番組のようなものだ。去年誰かがフランケンシュタイン博士の所へ行き、「男の欲望と白人の野望と金持ちの腹黒さをすべて兼ね備えた大統領候補を作ってください」と頼んだようなものさ。ある意味、これはチャンスでもある。真の国民投票になる。トランプは文字通り、これらの徐々に衰退していくすべてのものの代表である。このような恐竜の時代は終わった。こんな人々が生き抜いていくのは難しい時代になった。誰もが権力を失いたくはない。我々は1万年の歴史を背負ってきた。長い道のりだ。そして我々は多くの旨味を味わってきた。

あるレヴューによると、あなたはこの映画で「"トランプ集団を改心させ"ながら、ヒラリー支持者たちの"改宗"も描いている」と分析していました。これは正しい見方でしょうか? 

いや、違う。まず明らかにしておきたい。私が20年前に出版した『アホの壁 in USA(原題:Downsize This! )』(1966)の中の『ヒラリーヘの秘めたる恋(My Forbidden Love for Hillary)』という章でも述べている。その時からぶれていない。私はヒラリー自身がヒラリー支持者になる(政治の世界に出る)前からヒラリーの支持者だった。それに私はトランプ支持者に改心を呼びかけたことはない。人種差別主義者や狂人は嫌いだし、たとえ呼びかけたとしても成功しなかっただろう。しかし、労働組合の集会や、今回はトランプへ投票しようとしている民主党支持者には呼びかけを行った。そういう人たちはたくさん存在する。特に私が生まれ育ったミシガンはそうだ。だからあまりミシガンを頻繁に訪れて改心を呼びかけることはしなかった。彼らの多くは、投票所へ出かけてトランプへ一票入れるとはっきりと決めた訳ではないと思う。11月8日に彼ら自身が合法的なテロリストとなってしまうことが、どんなに損害をもたらすかをよく考えて欲しいと思う。
Translation by Smokva Tokyo

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