ロイヤルランブル出場のゴールドバーグ、大きな決断をした理由

By Jason Diamond
WWE
ゴールドバーグのキャリアの中で、この数か月が最も面白くなるかもしれない。

今回は一人のレスラーとその連勝記録について取り上げたい。
1997年と翌98年のことになる。その年に表舞台に出てきたレスラーを思い出せるだろうか?レスラーはどれも悪くはないが、記憶に残ったわけでもない。この時期、強靭な印象を持つタトゥをいれた体の大きい威圧的な一人の男がいた。そのタトゥは、当時とてもクールで最先端を走っていた。

その後、ゴールドバーグという大男のレスラーは、連勝街道を突き進むという、とてつもない事を成し遂げたのだ。NWOやWCWが衰退しつつある中でも、負けなしの173試合連勝記録を打ち立てた。それは、ゴールドバーグの所属団体(WCW)とライバルWWEの戦い『マンデー・ナイト・ウォーズ』の最後の悪あがきのようなものだった。けれど、この巨大なレスラーがリングに上り、対戦相手を次々に倒していく姿を見るのは時間の無駄ではなく、むしろスリリングなものだった。ゴールドバーグは闘ったのではない。ただ、敵のレスラーを完全に打ち負かしてきただけなのだ。
 
その後どうなったかは、誰もが知るところだろう。WCWはWWEに買収され、結果的にゴールドバーグはプロレス界で最高の権力を持つ団体に移籍した。ザ・ロックに向かって頭から突進し、終了させるという、印象に残るデビューを果たした。その後1年間WWEにとどまり『レッスルマニア20』では、悪名高きブロック・レスナーとの初戦で、最高潮を迎えた。今回のサバイバー・シリーズ(11月20日開催)まで語り継がれることになるこの試合は、長いレッスルマニアの歴史の中で、最も残念な対戦とされているかもしれない。その後、彼はプロレスという舞台から身を引いた。でもそれは、2016年までのことだ。ゴールドバーグは打ち上げられた花火の中をゆっくりと進みリングに向かい、打倒不可能とも思われた現在のレスナーを倒したのだ。WWEではレスラーたちをさんざん痛めつけ、妨害してきた男だ。間もなく50歳を迎え、10年以上もプロレスから遠ざかっていたゴールドバーグが、突然にしてもう一度、プロレス界に豪快なレスラーとして戻ってくる。

そして、ついにWWEのTVショー『ロウ』で、ビル・ゴールドバーグは彼が以前追い求めていたタイトルを掴むために闘うことを、正式に表明した。ステファニー・マクマホンは、マクマホン家の魔力ともいえる現金をちらつかせ、彼が以前いた輝かしい場所に戻るよう説得したのだ。ゴールドバーグはロイヤルランブルに出場することになる。AJスタイルズ、ケヴィン・オーエンズ、シャーロット、セス・ロリンズ、サーシャ・バンクス、ザ・ミズなどのスターレスラーたちだけでなく、2017年のフィン・ベイラー復帰もあり、現在のWWEは才能あふれるレスラーを多く抱えている。また、多くのビッグネームが勢揃いしたものの、今年は高い視聴率をキープすることはできなかった。
Translation by Ayako Hayashi

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