米国AV業界のセーフセックス問題:物議を醸した"コンドーム法"の内幕に迫る

By Katie Van Syckle
ポルノ俳優を性病感染から守ることに繋がると考えられていたカリフォルニア州のプロポジション60は、同州のAV業界を破壊してしまうのか?(Photo:VGstockstudio)

彼は、ポルノ俳優が検査に効果がないことを知らないことに加え、権力を握るプロデューサーに意見する手段を持っていないことを指摘した。また、コンドームの使用を義務付けず、出演者が撮影でSTDに感染した場合に責任逃れをしようとする非従順な雇用者に立ち向かう能力をポルノ俳優に身につけさせることが、法律の最終目標だと説明した。「Cal/OSHAが守ろうとしているのは、雇用者です」。こうコーエンは言った。「雇用者が過ちを犯した場合には苦情処理システムがあるのに、プロデューサーが過ちを犯した場合は、雇用者が苦情を言ってもCal/OSHAは調査に乗り出さないという状況です。雇用者の苦情が無視されないようにしたい。雇用者たちに"プロデューサーに責任を取らせる方法を知っている"と言えるようになってほしいのです」

コーエンとAHFは、撮影中にエイズに感染したと主張し、AV業界でのコンドームの使用を支持するデリック・バーツ、ロッド・デイリー、キャメロン・ベイをはじめとする元ポルノ俳優たちと緊密に連携している。ベイは、AV女優時代にコンドームの使用を求めないよう指示されたにもかかわらず、エイズ感染後に業界からサポートを得ることができなかったという。「業界が私を見放したように感じて、その状況に動揺しました。そして、私にできたのなら、彼らが他の人にも同じことをするのではないかと感じました」。こう彼女は、AV業界のブログMikeSouth.comで2014年7月に公開された手紙に綴っていた。

一方でフリースピーチ連合は、バーツ、デイリー、ベイが撮影でエイズに感染したのではないという姿勢を保っている。3人の当時の共演者の中でエイズの陽性反応が出た人がいないため、撮影以外の場で感染したに違いないというのが連合の主張だ。ベイの件に関してフリースピーチ連合のルーは、「バスの運転手がエイズになったということは、バスを運転することで感染したとは言えないでしょ」と話した。


Translation by Miori Aien

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