小室哲哉連載|TK Future Lab Vol.2:光と音で表現する、未来の靴「Orphe」

By Joe Yokomizo
Photographs by Kazuhiko Tawara
ローリングストーン日本版とギズモード・ジャパンの共同連載企画【TK Future Lab】第二弾となる今回は、"光る靴"スマートフットウェア「Orphe」をピックアップ。

 ギズモード・ジャパンの記事はこちら

ソール部分が動きと音に反応して光り、さらにその発光パターンをシェアできるという、まさに未来の靴として各所で話題となっている注目のアイテムだ。さらにSDK(ソフトウェア開発キット)も無償公開されていて、ユーザーがオリジナルのアプリケーションを自由に開発できるという。では、小室哲哉がこの靴を使うとしたら? この日初めてOrpheを手に取ったTKから次々に湧き出るアイデアに、天才プロデューサーとしての発想力と手腕を垣間見た。

【無限に広がる『Orphe』の可能性】

−小室さんだったらこの靴、どんなふうに使います?

僕だったら大手メーカー、アディダスとかナイキとかと組みますね。独自で頑張ることも大事だけど、それよりも広がってくれる方がいいじゃないですか。アディダスとナイキの店舗で全世界に置いてもらえたら、話題になるでしょうね。もうこの際、3本線がついちゃってもいいじゃんって(笑)。靴自体を売り出すというよりは、こういうことが出来るよ、という技術の方を売っていけばいいと思う。そうすれば、だんだんそれがスタンダードになっていって、時代とともにいろんなバージョンも生まれてくるんじゃないでしょうか。

-なるほど、餅は餅屋に任せて、その技術を広めていくと。

特に現在はダンサーやパフォーマーを主な対象として訴求されているけど、他にもいろいろな使い方が出来ると思うんですよ。例えば登山家だったとしたら、山道とか歩く時にこれを履いて動画で撮ってその軌道でマップを作るとか、マップを事前にプログラムしておいて、安全な場所はブルー、危険な場所はレッドに光るとか。アスリートならモーションセンサーを少し弄って体温感知も出来るようにして、それで疲れ具合を測ったり、走る時の力の入り具合を測定してフォームを改善したり。それ(体温感知)ができれば、さらに活路は広がりますよね。

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—エンターテインメントだけじゃなくて、もしかしたらそういった安全対策や体調管理の分野でも活躍できる。そう考えると、いろいろイメージができますね。

F1のドライバーシューズとしても、あのスピードの中で今どのくらい熱を持っているかとか、瞬時に車内の様子が分かるっていうのはかなり便利ですよね。介護の場面でも、病気の人やお年寄りが何も喋らずに周りの人に体調を知らせてくれるような役目が出来るかもしれないし。そういった汎用性の高さっていうのが、世の中に広がるものには必要だと思うんです。それは音楽も一緒で、いろんなシチュエーションにハマる曲、いろんな人たちのパーソナルイーチで活きるということが重要なんですけど、その点、靴というもの自体、現代では無くてはならないものですし、さらにスニーカーというのは大きなカルチャーに育っていて、あらゆるメーカーが競合して開発し合うことで巨大なインダストリアルが動いている。その中に参入することが出来れば、この技術は劇的に大きく広がっていくでしょうね。

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