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米大統領選2016:最終討論会の見どころ

Tessa Stuart | 2016/10/21 15:00

| ヒラリー・クリントンとドナルド・トランプは2016年10月19日(現地時間)、10月9日に行われた第2回討論会に続く最終討論会に臨む。 (Photo by Scott Olson/Getty Images) |

司会のクリス・ウォレスの前ではリアルタイムの事実確認(ファクト・チェック)は期待できない

2016年米大統領選挙の2人の候補者が、ラスベガスのネバダ大学で行われる最後の直接討論会に臨む。ヒラリー・クリントンとドナルド・トランプが直接顔を合わせるのはこれで3度目となる。2回目の討論会では話題が大きく脱線したものの、トランプは終始クリントンの後ろで仁王立ちになり、その姿は彼の支援者のひとりから「(クリントンを威圧する)シルバーバック・ゴリラのようだった」と賞賛された。第3回目の討論会では、司会者の役割が重要なポイントとなる。

第一に、トランプは以前にも増して窮地に追い込まれている。支持率が平均7ポイント低下(Real Clear Politics調べ)する中、ポール・ライアン下院議長やジョン・マケイン上院議員ら共和党の有力者から愛想を尽かされて党の全面的な支援を得られない上に、数々のセクハラ告発の矢面に立たされている。共和党候補のトランプはこの状況にもうまく対応できていない。第3回討論会までの数日間トランプは、集会やツイッター上で「大統領選では不正が行われている」と訴え続けている。

トランプにも最後の(討論会の)90分間で支持率を逆転する可能性はある。一方で、第3回討論会の司会を務めるFOXニュース・サンデーのキャスター、クリス・ウォレスは、その場を台無しにしようとするトランプに対して討論をコントロールできるかどうかがポイントになる。

トランプは過去2回の討論会において、どの司会者も(クリントン側に)偏っていたと主張している。ところが大統領選の討論会に際し、FOXニュースの元CEOロジャー・エイルズがトランプを指南していたという事実がある。エイルズはセクハラ問題で2016年8月にCEOを辞任するまで、第3回討論会の司会を務めるウォレスの長年に渡る上司だった。そのため今回はトランプ側に有利ではないか、との憶測も流れている。第3回討論会当日のとある報道によると、トランプとエイルズはもはや連絡を取り合っていないという。
Translation by Smokva Tokyo

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