G-FREAK茂木が語る新曲への思い:「国を愛するなら地球を愛せ。地球を愛せば戦争は起きない」

By RollingStone Japan 編集部
G-FREAK FACTORY
今年9月にリリースされたG-FREAK FACTORYのニューシングル『ダディ・ダーリン』。21世紀の平和のアンセムともいえるこの1曲は、今の日本に問題提起する歌詞の"強さ"もさることながら、宇宙からの汚染物質を防ぐためにすべての人がガスマスクをつける世界を描いたミュージック・ビデオも、一度見たら頭から離れない"強い"作品だ。

インタヴュー後編では、今作に込められた意味、そしてそんな楽曲を作った茂木(Vo.)が今の時代をどう捉えているのかを語ってもらった。

前編はこちら

―『ダディ・ダーリン』はどんなきっかけで書き出した曲なんですか?

この冒頭は、じいちゃんへの手紙なんです。カミカゼとかがあって、あの人たちはこういう日本になるために死んでいったんじゃないだろうなと思うし。"今、こんな感じです""今、俺は田舎にいて、その葛藤のなかにいますよ"っていう歌ですね。

―天国にいるお祖父さんに、今の日本を?

そうです。MVの監督さんが"じゃあ逆に未来の歌にしよう"っていうことで、ああいう内容になったんです。未来から見た今の日本っていうところに、またひとつの問いかけがあるだろうし。過去、現在、未来っていう"時間"が、このMVではできたかなって。

―そうか。過去を生きたお祖父さんと。

自分と、例えば自分の子孫とか。

―それで、過去、現在、未来かぁ。

MVでは将来の日本の人たちが、"今はみんなガスマスクをつけて歩いているけど、付けていなかった時代なんてあったんだ"みたいな。すごいスタイリッシュなガスマスクを誰かが付けていて、"いいじゃん、それ。どこで買ったの?"みたいな、まるで携帯ケースみたいに話している時代が、もしかしたら来るかもしれない。震災以降、今、呼吸している空気ですら、本当は吸ってはいけないものかもしれないですよね。だけど、"呼吸していいんだよ"っていう、そこを信じることで報われることってたくさんあって。それが全部浮き彫りになることは、不幸せを生むんですよ。"住めないんじゃないか"とか"もうすでに侵されているんじゃないか"とか、考え出すときりがないですよね。

―はい。

情報って、もちろん隠されていると思っちゃうわけじゃないですか。絶対に隠されていると思って調べますけど、実は"隠しててくれてありがとう"っていうこともたくさんあると思うんですよね。だから、今、本当にわからないです。そういった意味では病んでるのかもしれない。どこを信じるかっていうのはわかない。疑うことっていうのは、信じるよりも体力を使うことだし。全部を疑ってかかったら何も生まれないし、前に進めないですよ。だけど、こういう時代だし、全部を疑ってるヤツ、冷めてるヤツ、ドライなヤツが、若い世代にもいっぱいいますよね。そういうヤツらに、どれだけ粘着質なものをぶっ込むかみたいな、それが今、俺は音楽のやりがいになっています。あのオヤジめんどくせえなって言われても"ぜんぜんいいよ。お前がどう思ってるのか聞かせてくれよ。いくらでも俺の話してやっから"って。そういうことができたらいいなと思っています。
Interview by Joe Yokomizo Text by Nanako Kubo(RSJ)

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