スティング、ボウイやプリンスの死にインスパイアされた新曲を初披露

スティングが、デヴィッド・ボウイ、プリンス、レミー、グレン・フライの死からインスピレーションを受けた新曲『50,000』を、英テレビ番組『Later... With Jools Holland』で初披露した。

「ロック・スターは決して死なない/彼らはただ姿を消していくだけなんだ」とスティングが、アルバム『ニューヨーク9番街57丁目』の収録曲を歌う。

スティングが、デヴィッド・ボウイ、プリンス、レミー、グレン・フライといった伝説的な音楽仲間の死にインスパイアされた新曲『50,000』を、9月16日に英BBCのテレビ番組『Later... With Jools Holland』で初披露した。同曲は、2003年のアルバム『セイクレッド・ラヴ』以来初のロック・アルバム『ニューヨーク9番街57丁目』に収録される。

『50,000』でスティングは、「また別の仲間が逝ってしまった」や「君は彼の曲を悲しいトリビュートとして歌うんだ」と、多くの音楽仲間がこの世を去っていく中で、年を取ったロック・スターであるということがどういうものであるか思索する。

サビでは、スティングが感傷的に「彼が歌う度に50,000の声が沸き上がるんだ」と歌う。「ロック・スターは決して死なない/彼らはただ姿を消していくだけなんだ」

スティングは、ローリングストーン誌とのインタヴューで、『50,000』と度重なるロック・スターの訃報を受け自らの死の運命を自問したことについて語っていた。

「俺は今64歳なんだけど、特にこの年齢になると、死の運命が存在感を増し始めるんだよね。この曲は、プリンス、デヴィッド(・ボウイ)、グレン・フライ、レミーっていう俺らの文化を象徴するアイコンが亡くなった時に、俺たち皆がどれだけショックを受けるかについて語ったものなんだ。彼らはある意味、俺たちの神。だから、彼らが亡くなった時、自分たちの不死性を問わなければいけない。俺でさえ、ロック・スターとして自分の死の運命を問う必要があるんだ。それから、ちょっと切ないけど、過剰な自信が何の意味もなさないことに結局気付くんだ」

11月11日にリリースされる『ニューヨーク9番街57丁目』には、既に公開済みのシングル『アイ・キャント・ストップ・シンキング・アバウト・ユー』も収録されている。

Translation by Miori Aien

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