マリリン・マンソンが語る、新アルバム『SAY10』:「かなり暴力的で挑発的な作品」

「みんなこのアルバムを、『アンチクライスト・スーパースター』や『メカニカル・アニマルズ』を思い起こさせると言ってくる。しかし、新しく異なるアプローチを取ったものだ」とマンソンは語る。 (Photo by Santiago Bluguermann/LatinContent/Getty Images)

新アルバム『SAY10』について、マリリン・マンソンは"かなり暴力的な感じのする音だと説明し、彼のアルバム『アンチクライスト・スーパースター』や、アルバム『メカニカル・アニマルズ』になぞらえた。

米ドラマ『Salem』の次のシーズンの撮影のために、飛行機でルイジアナ州シュリーブポートに向かったマリリン・マンソンは、そこで再び音楽のことを考えていた。

マンソンはローリングストーン誌に、ニューオリンズで働いていた彼がブレイクするきっかけとなったアルバムを引き合いに出して「『アンチクライスト・スーパースター』を作った時の記憶がよみがえったんだ。不思議なことに、10月は(同アルバムの発売から)20周年だ」と語った。「ニューオリンズに住んでいたとき、ショーにおける神秘的な要素は、本物であることだと気づいた。フードゥやブードゥ、サンテリア教の全て、これら全てが俺の周りの一部であり、俺はそこで音楽を生み落とした。多分それが、新しいアルバムを作るための力に弾みをつけたんだ」

2017年2月に、マンソンはアルバム『SAY10』をリリースする(その最大の効果を楽しむために、声に出してタイトルを言おう)。2015年にリリースしたアルバム『ザ・ペイル・エンペラー』と同様に、『Salem』の作曲をしていた後半、マンソンは作曲家のタイラー・ベイツと共に曲作りに取り組んだ。現在、彼らはレコーディングの最後の仕上げに入っている。しかし、前作のゴシック的な題材が好きなファンが『SAY10』を聴いたら驚くだろうと、マンソンは語る。

Translation by Yuka Ueki

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