TOSHIーLOWが語る人生観と音楽観:「生きていくための賛歌だと思ってる」

By RollingStone Japan 編集部
Slow LIVE 2016で歌うTOSHI-LOW。 (C) TEAM LIGHTSOME
夏の終わりの東京・池上本門寺。昨年で結成20周年を迎え、ますます驀進を続けるメロディック・ハードコア・バンドBRAHMANのフロントマン、TOSHI-LOWが、アコースティック・バンドOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND(以下、OAU)を率いて、野外イベントSlow LIVE に登場した。

BRAHMANのTOSHI-LOWしか知らない人は、OAUが奏でるアコースティック・メロディや美しいハーモニーに驚くかもしれない。TOSHI-LOW自身、2005年にバンドを始めたときは「どうなるかわからなかった」と言う。そしてTOSHI-LOWは、音楽をやる以前に"生きている"ことが大事だと繰り返した。

—今年は、Slow LIVE に初出演した2011年以来の出演となりますね。

もう一回やってみたいなと思ってたんだよね。Slow Liveって年上の人が多くて会場には椅子もある。そういう場所を盛り上げるって今までやったことないことだったから、すごく難しくてね。ま、要は前回ダメだったんですよ。今ならもうちょっとできるかなと思ったけど、今日は意識し過ぎてダメでしたね。

—ダメというのは?

まず、お客さんが椅子に座ってる時点でダメだよね。Charが大好きな年配のお客さんたちが、Charが出てきた瞬間にうわーって立ち上がっている姿を見ると、俺たちのライヴでワーって盛り上がってモッシュとかダイブしてるやつらと熱量は一緒なんだなって。やっぱり、そこにはそこでグッとくることやりたいよね。OAUならできると思う。今日はイメージし過ぎてダメだったから、もう一回だね。三回目で結果出す。


(C) TEAM LIGHTSOME

—自分たちのパフォーマンスというよりは、オーディエンスの反応なんですね。

だって自分たちが楽しくても、見てる人たちが"なんだこいつら?"って思ったらダメでしょ。もちろん、自分たちのスタイルとかカタルシスを押し通す部分もあるよ。Charを待ってる人たちってわかってるけど、その人たちに通じる何かが自分たちにもあるはず。それは池上本門寺でやってる理由でもあると思うし。

宗教でも場所でも何でもそうだけど、全部を気にしてこだわりだしたら何もやれないでしょ。今日も自分の鯉口(シャツ)着てきたけど、背中に"般若波羅蜜多"って入ってる。でもよく考えたら、ここは南妙法蓮華経だなって(笑)。でも、元は一緒なんだよね。仏教って別に神様を創ってるわけじゃなくて、みんな人間なわけ。だってひとりの神様が正しかったら、他の神さまと戦争になるじゃん。俺が仏教好きなのはそれぞれ解釈が違ってもいいってところ。むちゃくちゃ人生苦しくて、だから救いを求めるのがお経だもんね。

Interview by Sahoko Yamazaki (RSJ)

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