映画『少女』山本美月インタヴュー:「敦子は、高校生らしい高校生でした」

By RollingStone Japan 編集部 2016/10月号 P127〜127 |
左から草野敦子役の山本美月、桜井由紀役の本田 翼(C)2016「少女」製作委員会
本誌連載『ギターと女』に登場した山本美月。
ここでは、10月号に掲載したインタヴューのロング・バージョンを公開。


デビュー作『告白』で第6回本屋大賞を受賞、その後も次々とベストセラーを生み出してきた湊かなえ。『告白』『北のカナリアたち』『白ゆき姫殺人事件』に続き、映画化されたのが『少女』だ。17歳という多感な時期の少女が抱える"心の闇"をテーマにした本作。数々のテレビドキュメンタリーを制作し、その後映画に進出、『ぶどうのなみだ』などで高い評価を受けた三島有紀子監督は、登場人物の心情に寄り添いつつ、危うさ、儚さ、脆さ、残酷さなどがないまぜとなった少女たちの姿を描いていく。本作で主人公・草野敦子役を演じた山本美月。敦子に対する印象から、今後演じてみたい役についてまで語ってくれた。

―まずは、この映画に出演が決まった時の感想を。

もともと湊かなえさんの小説がすごく好きだったので、うれしかったです。役柄もこれまで経験したことがないものだったので、ぜひ挑戦してみたいと思いました。


(C)2016「少女」製作委員会

―今回山本さんが演じる敦子は、17歳の高校生。剣道で将来を有望視された活発な女の子だったにもかかわらず、特待生として入学した高校の団体戦で失敗、以降はおとなしくふるまっています。

私、これまでもわりと高校生の役をしていて。映画デビュー作の『桐島、部活やめるってよ』とか『ピーチガール』(2017年公開予定)とか、意外と演じる機会は多いかもしれません。私自身は静かに家で絵を描いているようなタイプだったので、体育会系の敦子とは根本的なところがかなり異なっていると思います。ただ、親友の由紀のことが大好きで、ずっと大切にしているという点にはすごく共感できます。私にもそんな友達がいるんです。

―"友情とは?""親友とは?"という部分は、この映画の大事な要素のひとつです。ちなみに、山本さんにとって親友とは。

たいして連絡をとらなくても、どこか見えない部分でつながっていて、ずっと友達でいられる子が親友なんだと思います。私の場合、中学、高校と6年間同じ学校だったんですが、実際にクラスがいっしょになったのは中学1、2年生の時しかなくて。その子は香川の大学に行って、今は会社に入って東京に転勤してきたので、たまに会ったりしています。どんなに間があいてもそんな感じが全然なく、心を許せる存在です。彼女には、自分の思っていることを全部話します。どんなことがあっても、この子は絶対に私のことを好いていてくれると思えるので。妹との関係性とちょっと似ているかもしれません。どんなことをいっても、妹は私のことを好きでいてくれるだろうなっていうのがあるんです。
Text by Shinjiro Fujita (RSJ)

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