Gotchが語る、ミュージシャンと社会の関係性(後編)

By Joe Yokomizo
Photography by Kazuhiko Tawara
2ndソロアルバム『Good New Times』をリリースしたGotch。インタヴュー中編で、「俺にまつわる全体像」と語っていたアルバムに収録されている楽曲には、Gotchによる今の社会へのストレートなメッセージも多く含まれている。そんな彼に、音楽と政治の"ボーダーについて聞いた。

Gotchインタヴュー前編中編

―4曲目の『The Sun Is Not Down』とか『Independence Dance』も、かなり社会的なことを歌った歌詞ですよね。この間Gotchもリツイートしていたけれど、大阪市立大学の准教授、増田 聡さんの記事でGotchのことを「音楽を聞く人たちの政治イメージの狭さを広げようとしている音楽家なのではないか」と書いていましたよね。「音楽に政治を持ち込むな」ということを言う人も多いですが、改めて音楽と政治に関して考えを聞かせてもらえますか。

あらゆることに対して、ボーダーみたいなものがあることに安心するっていうのはわかるんですよ。例えば、自分の家と自分の家の外において、壁というボーダーがあることによって安心するわけでしょ。それはわかるけど、政治ってもっと曖昧なものであって、"政治的である""政治的でない"って、パキっと線なんて引けないと思うんです。言葉でしかないから。そういう意味では、政治的であるか、そうじゃないかっていう部分には、もともとラインがないんじゃないかと思ってる。そういう分け方をしていくこと自体、不自然なんじゃないかなとは思うけど。だってミュージシャンは政治と関係しているじゃないかって思うし。例えば消費税が10%になるかどうかって話は関係してるでしょ。

―そう思います。

だがら、よくよく考えたら、ミュージシャンは政治と繋がってると思うんですよね。俺、細美(武士)くんがライヴのチケット代を頑なに上げないのは、めちゃくちゃかっこいいと思ってるんだけど。

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