ドキュメント|BOOM BOOM SATELLITES:26年間の軌跡【後編】

By Joe Yokomizo 2016/08月号 P89〜93 |
Photography by Itaru Hirama
ローリングストーン日本版2016年8月号掲載
BOOM BOOM SATELLITES 妥協なき創作から生まれる"時間芸術"【後編】


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【5章】ライヴ

サポート・ドラマーの福田洋子は2009年からドラムを叩いている。「中野さんが、2008年くらいから私がやっていたバンドのライヴに足しげく通ってくれて。大丈夫かな?っていう確認をたぶんしていたんだと思います(笑)」と福田が振り返る。そしてある時、中野は福田にこう言ったという。「ウチ(BBS)来るか?」と。そうして福田はBBSのサポート・ドラマーとして迎え入れられた。当時、福田はまだ十分なキャリアがなかったが、中野は根気強く、福田をドラマーとして、音楽人として育てた。音楽に対する考え方に始まり、楽器選びから、チューニングから、ヘッドの素材選びについてまで教えたという。「あとは、筋力についても。ジムに通うように言われました」と懐かしそうに語る。



福田は加入後、すぐにサマーソニックのマリン・ステージというビッグステージを経験することになる。そのライヴを、真保はこう振り返った。「それが洋子ちゃんにとって2回目のBBSのステージだったんですけど、当り前ですが、今ほど出来はよくなくて。大きなライヴを落としたなぁって。終演後の楽屋ではパイプ椅子が飛んでましたねぇ(苦笑)」。福田にも、その時のことを聞いてみた。「椅子は、私のところには飛んでこないです。ほぼ川島さんにとばっちりがいってました、私のせいで(笑)」

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