カルト犯罪者、チャールズ・マンソンをよく知るための10の方法



コメディ番組『Last Podcast on the Left』
実際の犯罪を題材にした人気の週間コメディ番組『Last Podcast on the Left』は、チャールズ・マンソンの伝記(3部作)を制作した。ベン・ミッセル、ヘンリー・ゼブロウスキー、マーカス・パークスといった3人のコメディアンが、マンソンのやんちゃな子供時代を詳細に振り返り、パネルディスカッション形式で面白おかしく語り合っている。奔放な母親の話や、非行を繰り返し刑務所行きになった少年時代も話題に。また、いたずらをした罰として、叔父がマンソンに女の子の服を着せて学校の初日に登校させたエピソードも紹介している。コメディアンたちの物まねも驚くほど似ている。



アルバム『The Family Jams』
『The Family Jams』は、マンソンの逮捕直後にレコーディングされたママス&パパス風のアルバムである。教団のリーダー本人はレコーディングに参加していないものの、曲のクレジットにはマンソンの名前が表記され、クレム・グローガン、スキーキー・フロム、キャサリン・“ジプシー”・シェアなど、マンソン・ファミリーのとりわけ忠実な信者たちが熱狂的に歌っている。1970年にレコーディングされた同アルバムは、1997年までリリースされなかった。オリジナルの録音テープは、地下室に厳重に保管されているという。曲はマンソンの逮捕を直接のテーマにしているが、特に『Get On Home』は、ファミリーの額に彫られた悪名高いかぎ十字について歌っている。



ドキュメンタリー映画『Charles Manson Superstar』
ニコラス・シュレックによる物議をかもしたドキュメンタリー『Charles Manson Superstar』は、1989年に公開されたが、本作はマンソンを擁護するものだという非難の声もあり、2002年までDVD化されなかった。シュレックは、サン・クエンティン刑務所でマンソンに直接インタビューを行っている。シュレックは、1969年にタイム誌の表紙を飾った象徴的な写真で始まる映画の中で、マンソンとその事件をセンセーショナルに取り上げるメディアと、マンソンの名前に便乗した金儲け主義とを結びつけている。シュレックは、恐怖を煽りたがるアメリカのメディアにおけるマンソン神話の役割について深く掘り下げた。映画では、『Clang Bang Clang』や『Mechanical Man』などマンソンによるオリジナルの音楽がフィーチャーされている。両曲は、マンソンの逮捕後にレコード・プロデューサーのフィル・カウフマンによってリリースされたアルバム『Lie: The Love and Terror Cult』(1970年)に収録されている。陰謀論者たちは、ユニバーサル・オーダーに関するジェームズ・メイソンとのインタビュー・シーンに興味を持つだろう。

Translation by Smokva Tokyo

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